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日南のデザイン会社がオンラインショップ「paak supply」 地方の魅力を届ける場所に

鬼束社長(左)と「paak supply」を担当する三浦さん(右)

鬼束社長(左)と「paak supply」を担当する三浦さん(右)

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 日南市のデザイン会社「paak design(パーク・デザイン)」(日南市飫肥5、TEL0987-55-0088)が6月1日、オンラインショップ「paak supply(パーク・サプライ)」をオープンした。

「paak design」外観。2階がオフィスで1階が「塒(ねぐら)珈琲」となっている

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 同社は「地域にある資源を活かし、地域に還元できるような循環型の仕組みをつくる」ことを目的に、建物・インテリア設計をはじめ、地域資源の再利用などの企画も手掛けるデザイン会社。鬼束準三社長の地元である飫肥(おび)に設立して6月22日で丸3年になる。

 鬼束社長は「以前から利益を得るだけではなく、地方と都市部のつながりを作りたいという思いがあり、店舗ではなくオンラインショップを立ち上げたかった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で予定していた仕事の案件が延期になり、前倒しでオンラインショップを開設した。はじめは当社の商品のみの取り扱いを考えていたが、地元の商店にはコロナ禍で売上が半減してしまった店もあり、地方で商売している事業者と手を取り合って商売できればと思った。地域のモノを全国に届けられるセレクトショップと産直ショップの中間のようなモデルとなれば」と話す。

 ショップでは飫肥の古民家の廃材から作られた「古材時計 丸」「古材時計 角」(以上8,000円)や、飫肥の名物である「厚焼き玉子」をプリンにアレンジした「献上プリン」(4個=2,000円)、熊本県五木村の100%天然はちみつと原木椎茸の「五木村セット」(4,200円)などを取り扱う。商店や商品の詳細、ストーリーを掲載する。商品の中には、より作り手の想いやイメージが伝わりやすようにオンラインショップ用にパッケージデザインを新装したものもある。

 オンラインショプのデザインを担当する三浦まどかさんは「女性ならではの視点で、今後は女性向けの商品も取り扱っていけたら」と話す。

 7月上旬には鹿児島県指宿市にあるカフェの「指宿温泉で洗ったコーヒー豆」や、「ドライフルーツ」も販売予定。鬼束社長は「『supply』は英語で『供給』、手に取った人の日常に溶け込むプロダクトになればという意味を込めている。作り手の想い、こだわりが感じられる商品にフォーカスして提供していきたい」と話す。

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