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宮崎で詩人・南邦和さん一周忌回顧展「僕を知っていますか?」 映画や詩劇も

ポスターを持つ実行委員長の中村哲朗さん

ポスターを持つ実行委員長の中村哲朗さん

 詩人・南邦和さんの一周忌回顧展「僕を知っていますか?-追悼企画 詩人 南邦和の言葉たち-詩・校歌・ジャーナリズム・平和」が8月15日、宮崎市佐土原総合文化センター(佐土原町下田島、TEL 0985-72-2998)で開催される。

イベントのチラシ1

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 実行委員長の中村哲朗さんは「南先生は、戦後、大陸からの引き揚げを経験し、帰国後も『よそ者な日本人』という思いがあったと聞いている。そうした背景が、日本を客観的に俯瞰(ふかん)して見る視点を養い、ごく当たり前の生活と平和を愛し、詩人、ジャーナリストなど表現者として多彩な活動をしてきた南邦和という人物をつくったとも言える」と話す。

 昨年1月12日に亡くなった南さん。南さんを慕う仲間がその軌跡を後世に伝える集いを開いてきた。「一周忌を迎えるタイミングで、先生と交流のあったさまざまなジャンルのアーティストたちが、南邦和という人物像を多角的に表現する回顧展を企画した」と中村さん。

 同イベントは当初、南さんの命日に近い1月17日に宮崎市民プラザで開催する予定だったが、大淀川で見つかった不発弾の処理作業日と重なり中止となった。「別の開催場所を探したものの、この規模のイベントを開催できるホールがなかなか見つからず、『8月15日なら』と連絡が入った。戦争を経験し平和を願って生きた先生の回顧展が戦後の不発弾処理の影響で延期になり、偶然にも終戦記念日に開催することになった。運命的な符合を感じ、実行委員の仲間たちとは『南先生のいたずらかもしれないね』と話した」と中村さん。

 当日は、2つの会場を用意。ステージ会場では、13時から「秘蔵映像」で制作した約20分の短編ドキュメンタリーを上映し、その後は詩劇などを上演する。エントランス会場では、米国生まれ、広島県在住の詩人で翻訳家のアーサー・ビナードさんがワークショップを開く。高校生以下を対象に平和をテーマに詩を作り、完成した作品はインスタレーション・アートとしてステージで発表する予定。

 中村さんは「南先生は、若い人たちが優しい心を育み、自由に思いを表現することを望んでいた。気軽に足を運んでいただき、宮崎にこういう人がいたということを知るきっかけにしてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は13時~17時30分(12時30分開場)。入場無料。

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