女優・浅野温子さんのよみ語り公演「千年の夢を紡いで ~島津荘・神柱宮ものがたり~」が10月24日、都城市総合文化ホール(都城市北原町、TEL 0986-23-7140)中ホールあさぎりで開催される。
都城市の新市誕生20周年・島津発祥千年記念事業として企画した同公演。都城島津邸の主任主事である平岩美香さんは「毎年秋に都城島津邸伝承館で特別展を開催している。今年は2006(平成18)年に1市4町が合併した新『都城市』誕生20周年に加え、島津荘誕生1000周年を迎える大きな記念の年でもあるため、秋の特別展に合わせて記念事業を行うことを決めた」と話す。
企画に当たり、スタッフ一同で検討したところ、島津荘誕生のきっかけを作った平季基(たいらのすえもと)をテーマにする方針が決定。イベントの出演者を探す中で、20年以上前から全国各地140カ所以上の神社や伝統的な舞台で日本神話や民話、伝説を元にした一人舞台「よみ語りの会」を開いてきた浅野温子さんにたどり着いた。平岩さんは「浅野さんは宮崎でも14年前に県内4カ所で公演しており、連絡したところ快諾を得て実現した」と話す。
当日は「都城市史」のほか、さまざまな史実や伝承を元に、島津荘発祥や神柱宮創建に貢献した平季基を描くオリジナルストーリーを披露する。脚本は、これまでも浅野さんと「よみ語り」を開催してきた阿村礼子さんが、都城島津邸の学芸員と何度もやり取りを重ねて制作した。平岩さんは「平季基を軸にしたストーリーが出来上がっていく過程を見ながら、『こんな見方もあるのか』と驚いた。特別な年に、ご当地オリジナルの作品を作っていただき、市民の皆さんに見ていただけるのは大変うれしい。早く多くの人に見ていただきたい気持ち」と期待を込める。
会場となる中ホールは「演劇に最適」といわれるプロセニアム型の舞台。平岩さんは「見どころはオリジナルストーリーと、2003(平成15)年に始まった浅野さん独自スタイルの情感や演出に使う楽器。観客も初めて体験するような舞台になるはず。本公演で島津荘に関心を持ち、同時開催されている伝承館特別展にも足を運んでほしい」と呼びかける。
開催時間は18時30分~20時(17時30分開場)。定員600人(車いす席・手話通訳あり)。入場無料。事前予約は9月10日~10月9日にオンラインで受け付けるほか、9月18日~10月1日は電話でも受け付け、定員に達し次第終了する。