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都城「山之口弥五郎どん祭り」 県指定の無形民俗文化財、無料の振る舞いも

高さ約4メートルの弥五郎どんと、山之口弥五郎どん祭り保存会事務局長の中元さん

高さ約4メートルの弥五郎どんと、山之口弥五郎どん祭り保存会事務局長の中元さん

 「山之口弥五郎どん祭り」が11月3日、「弥五郎どんの館」「的野正八幡宮」周辺(都城市山之口町富吉)で開催される。主催は山之口弥五郎どん祭り保存会。

昨年の浜殿下りの様子(写真提供=山之口弥五郎どん祭り保存会)

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 同祭りは、720年から1000年以上続く伝統的な祭り。「的野正八幡宮」の例大祭で、隼人族の首長とされる「弥五郎どん」を先導役とする「放生会(ほうじょうえ)」に由来すると伝えられている。県の「無形民俗文化財」に指定されているほか、文化庁から「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」にも選ばれている。

 「弥五郎どんゆかりのものに触れると、病気をせず一年中元気で過ごせる」という言い伝えがあり、長年親しまれている。鹿児島県曽於市、日南市の弥五郎どんと共に「三兄弟」と呼ばれ、山之口は長男に当たる。

 見どころは、高さ約4メートルの弥五郎どんを子どもたちが引き、3基のみこしや獅子などと共に歩く「浜殿下り(はまくだり)」。みこしが「弥五郎どんの館」に到着した後は、浦安の舞や神楽舞、郷土芸能が奉納される。会場では「弥五郎どん力餅」を無料で振る舞う(数量限定)ほか、地元産の野菜を即売し、多数の屋台も並ぶ。

 事務局長の中元照視(てるみ)さんは「先人が苦労して受け継いできた、このロマンある伝統を、私たちが絶やすわけにはいかない。高齢化や少子化の問題もあるが、町民で団結し、新しいことを取り入れながら次の世代につないでいきたい」と意気込む。

 「浜殿下りで、子どもと共に弥五郎どんが威風堂々と行列を先導する姿が見どころ。ぜひ弥五郎どんに触って元気をもらい、一年中元気に過ごしてほしい」と呼びかける。郷土芸能の奉納では、弥五郎どんをモチーフにしたゆるキャラパフォーマンスロボット「やっくん」なども一緒に踊るという。

 開催時間は9時30分~15時50分。祭りは雨天決行。荒天時は中止。駐車場は、上富吉地区体育館、富吉小学校校庭、富吉住宅運動場が利用可能。