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宮崎に立ち飲み店「そうそう」 焼酎の茶割り中心に「一杯目の場」目指す

店の前で笑顔を見せる小松山さん(中央)とスタッフの江藤さん(左)、福島さん(右)。(写真提供=そうそう)

店の前で笑顔を見せる小松山さん(中央)とスタッフの江藤さん(左)、福島さん(右)。(写真提供=そうそう)

 立ち飲み店「そうそう」(宮崎市橘通東3)が10月4日にオープンした。

焼酎かすを混ぜた飼料で育った豚を使う、同店オリジナルの「あじ豚のメンチカツ」(写真提供=そうそう)

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 店主の小松山龍辰さんは、鹿児島県出身で8歳から宮崎で育った。看護師を経て飲食の道に進み、2020年6月に居酒屋「國酒 松」(橘通東)を開業した。今回の開業のきっかけは、四季通りで知り合いが営んでいた日本茶カフェの閉店を知ったこと。「この空間がなくなるのは惜しい。引き継いでリスタートしたかった」と2店舗目の出店を決めた。複数展開はかねてより構想しており、立ち飲みという業態は自身の原点でもあるという。「カウンターには人の生き様が出る」と小松山さん。立席のみで9人を収容する。

 店名の「そうそう」には複数の意を重ねた。ふと思い出すときに口を突く「然(そ)う然う」、手紙の結びで余韻を残す「草々」、川音や草木の揺れを表す擬態の「そうそう」、早い時間を指す「早々」。営業中の合図として、入り口の銅板に草を2本添え「草草」で知らせる仕掛けも設けた。店内は頭上に銅と茶葉を用いたのれんをしつらえ、しっくい壁にも茶葉を混ぜ込んでいるという。スタッフの制服は白衣を思わせるデザインで、器もフラスコやビーカーを使い、「ラボのような空気感」を漂わせる。

 料理は「國酒 松」と共通のメニューに加え、「八郷牛すじポテサラ」「あじ豚のメンチカツ」(以上770円)、「水いか下足の山椒煮」(660円)など同店ならではの品もそろえる。飲み物の柱は「季節の茶割り」(720円〜)。茶と焼酎それぞれの持ち味が引き立つよう「組み合わせにこだわり」があり、国産酒を主体に据える。「『松』が予約して座る店なら、『そうそう』は街へ繰り出す起点。ふらりと最初に立ち寄れる一杯目の場にしたい」と小松山さん。飲食店は街の風景をつくるものだと捉え、スタッフの成長の場としての役割にも期待を寄せる。

 11月1日の「本格焼酎の日」には、宮崎市中心部のニシタチエリアで開催される焼酎はしご酒イベント「ひなたあたらよ」に、黒木本店・尾鈴山蒸留所とタッグを組んで参加する予定。小松山さんは「『そうそう、いい店ができたんだよ』と誰かの口からつないでもらえるような場所を目指していきたい」と意気込む。

 営業時間は、水曜〜金曜=14時〜20時、土曜・日曜=13時〜19時。月曜・火曜定休。