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小林の古着専門店「チルク」が5周年 同郷の先輩・後輩がUターン開業

(左から)店主の轟木さんと比志島さん

(左から)店主の轟木さんと比志島さん

 小林の古着専門店「CHILK(チルク)」(小林市本町、TEL 0984-47-0212)が7月21日で5周年を迎えた。

海外らしいカラフルなシャツを取りそろえた一角

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 同店では、国内で仕入れた90年代の欧米のビンテージ衣料を販売する。「日常に溶け込む非日常なショップ」をコンセプトに、アートや音楽などのカルチャーを融合させた店づくりが特徴。「CHILK」は、chill(落ち着く)とfolk(人々)を組み合わせた造語で、「店内でのんびり楽しんでほしい」という意味を込めた。

 経営するのは、轟木凌也さんと比志島隆太さん。2人は同市出身で、年齢は2学年違うが、同じ高校で共に硬式テニス部に所属していたという。轟木さんは高校卒業後、「都会に行きたい」という思いで上京し、ガス会社に就職。比志島さんも2年後、学校から勧められて轟木さんと同じ会社に就職。轟木さんと同じ部署に配属されたのを機に仲良くなったという。

 「2人で都内の古着店やセレクトショップを巡るうちに、お気に入りの店に出合った。店主の人柄や店の雰囲気に引かれ、自分もこんな店を作りたいと思った」と比志島さん。「その頃、小林市にはチェーンの衣料店はあったが、古着専門店はなかった」と振り返る。轟木さんも「東京でこのまま暮らし続けるのはどうかと考えていた。帰省の度に、景色がきれいで、ご飯や水もおいしく、人柄の良さなどを再認識した」と話す。

 「店を始めるなら地元で」という考えが一致した2人は2020年12月末にガス会社を退社。2021年1月に小林市にUターンし、同年7月に店をオープンした。店舗は赤松通り沿いに構えた。「東京で暮らしたことで、コイが泳ぐ水路やレンガ調の街並み、中央にそびえるアカマツなどの景観の魅力を改めて感じた」と話し、「店を出すなら赤松通り」と決めていたという。「当時は今ほど店も多くなかったからこそ、自分たちが東京で見てきた古着やアート、音楽などのカルチャーを発信したいと思った」と比志島さん。

 取り扱いはメンズが中心だが、レディースも一部扱う。「オーバーサイズで着用する女性客もいる」と轟木さん。1月からTikTokでの配信も始めたという。「『(店に)入りにくい』という声もあり、自ら顔を出すことで親しみを持ってもらえれば」と話す。「店のPRはもちろん、三日坊主な性格を変えたくて始めたのも理由」と笑う。来店客は高校生から60代までと幅広く、宮崎市や都城市のほか、県外から訪れる客も多いという。

 店舗面積を生かし、アートや写真などの個展やDJによる音楽イベントを行うこともある。7月19日には5周年記念イベントを開催。近隣にあるカフェ2店にも声をかけ、イベントに合わせ夜営業し、ドリンクや軽食を提供したという。「各店の客がはしごしてくれて、にぎわいを見せていた」と比志島さん。同店がある赤松通りには近年新しい店が増えているという。「通りを盛り上げていくために、近隣と協力しながら今後もイベントを開催していけたら」と意気込む。

 営業時間は12時~19時。水曜定休。

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