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宮崎山形屋が刷新しグリーンテラスなど新設 営業も再開

宮崎山形屋営業推進部販促課の川俣順司さん(右)と常増佳那さん

宮崎山形屋営業推進部販促課の川俣順司さん(右)と常増佳那さん

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 今年4月に店舗リニューアルを行った百貨店「宮崎山形屋」(宮崎市橘通東3、TEL 0985-31-3111)が5月7日、営業を再開した。

ベビーカーがそのまま入ることができるベビールーム

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 約7年をかけた耐震補強工事を終え、14年ぶりにリニューアルオープンした。営業推進部販促課の川俣順司さんは「東京の百貨店をそのまま宮崎に再現するのではなく、長年築き上げてきた地域への信用を第一に、山形屋らしさを追求するつくりにした。地域との共創をコンセプトに、多世代が1日を通して楽しめる場所にしたい」と話す。

 4月1日には地階の食品売り場には県産品を土産だけでなく普段使いとしても購入しやすいよう特設コーナーの「ひなたそだち」を新設。本館1階には情報発信スペース「ステージ101(いちまるいち)」を設置し、県内外のクリエーターが出店し、地域住民とコミュニケーションが取れるスペースづくりを目指す。3~4階の婦人服フロアには多様化するライフスタイルに合わせ、新しいブランドも入居する。

 6階は「今のママ目線」に応えるフロアに全面改装した。バイヤーがセレクトした商品を並べ、出産祝いといった贈答品需要にも応える。「街中におむつ替えや授乳できるスペースがない」という声を基に、ベビーカーやバギーで入れる個室を備えたベビールームも完成した。新設した子どもが遊べる人工芝生の「グリーンテラス」は、屋内のコミュニケーションスペース「遊びの広場」から大人がガラス越しに見守ることもできる。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、随所のリニューアルを終えたばかりの4月19日から臨時休館していた同店。5月7日からは消毒や換気対策を徹底した上で営業を再開した。

 川俣さんは「人気の催事などはいまだに開催できる状況になく、山形屋らしい部分を完全には再開できていないが、ご不便をおかけしているお客さまもたくさんいらっしゃることから、まずはできるところから再開していく。このリニューアルを機に、インターネットではできない細かなサービスを通して地域の方や県外からいらっしゃるお客さまにも選ばれる百貨店を目指したい」と話す。

 営業時間は10時~18時30分。

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