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日南の居酒屋「三代目まんりょう」がオンラインストア 産学連携で開設

「初めての経験で難しかったけれど楽しかった」と話すインターンシップ生の2人

「初めての経験で難しかったけれど楽しかった」と話すインターンシップ生の2人

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 日南市の居酒屋「三代目まんりょう」(日南市南郷町東町、TEL 0987-64-0323)が宮崎公立大学のインターンシップ生と連携しオンラインストアを開設して1カ月がたった。

インターンシップ生が撮影した商品画像(画像提供=まんりょう)

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 同店は「まんりょう」が運営する店舗で、養鰻業をしていた初代から数えると2023年に創業50年を迎える。社長の竹井倫世さんは、小学校で行っている「味覚の授業」という食育活動や、ニシタチこども食堂実行委員長も務めるなど、宮崎の「食」の魅力を若い世代に発信している。

 竹井さんは「これからの時代、食文化の発展には、店内で食事を楽しむという今までの柱に加えて、店の味を自宅で楽しむというもう一つの柱が必要。そこでオンラインストアの開設に踏み切った」と話す。現在販売中の商品は「うなぎ(蒲焼・白焼)」(各2,500円)、「蒲焼のたれ」(400円)の3種類。ストアオープン記念で3点セット(5,000円)も用意する。

 今回は、ネットショップ開設サービスの「STORES(ストアーズ)」を導入し、産学連携プロジェクトとして、宮崎公立大学3年の内田彩音さんと江嶋菜月さんが制作に携わった。商品の写真撮影や送料の設定、他店舗の調査など全て一から行ったという。「自分たちで作ったストアが実際に公開された時の達成感はすごかったし、商品が売れた時には竹井さんも含めみんなで喜んだ。貴重な経験ができた」と参加したインターン生。インターンシップの期間はまだ残っており、予定より早く「三代目まんりょう」のオンラインストアが開設できたため、2人は現在、系列店のストアーズ店舗制作に取り組んでいる。

 竹井さんは「与えられた時間の中で、若い世代が得意なことを生かすことができたし頑張ってくれた。インターンシップ生を受け入れて良かった」と話す。「オンラインストアをきっかけに、実際に店舗に行って食べたいと思ってもらえたらうれしいし、宮崎に旅行客が増えることにも期待している」とも。

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