「宮崎神宮 リアル謎解きゲーム」が現在、宮崎神宮（宮崎市神宮2）で開催されている（「崎」は立つ崎（たつさき）が正式表記）。

ゲームの舞台となる宮崎神宮

　「宮崎放送（MRT）」が主催する同企画。同局は昨年3月末にスマートフォン用アプリ「MRTアプリ」をリリースし、県民向けの情報発信など行ってきた。今回は同アプリを使った体験型イベントとして企画した。アプリの開発から携わってきたテレビ局デジタル編成部長の新田誠さんは「当社はテレビやラジオでの情報発信がメインだが、スマホ経由での情報発信基地としてアプリを開発した。アプリを通して宮崎の暮らしを豊かにすることをコンセプトに運用している」と話す。

　今回実施するイベントは、日本の初代天皇であるとされる神武天皇をまつる同神社で楽しめる体験型エンターテイメントとなっている。アプリ上には同神社にまつわる7つのクイズが用意されており、参加者はこれらに答えていくことで謎解きのキーワードを手に入れる。キーワードを解読した正解者の中から抽選で10人に手ぬぐいなどの限定品を進呈する。

　新田さんは「ゲームの内容も1から考えた。イベント自体はゲームというエンターテイメント切り口で企画したが、ゲームを通して宮崎の地域や日本の伝統文化に触れるきっかけになればうれしい。初詣で宮崎神宮を訪れる人はもちろん、普段から参拝している人も違う視点で神社に足を運んでもらえたら」と話す。

　参加費は無料。1月10日まで。