「日本料理おおやま」(小林市本町、TEL 0984-23-5722)が移転オープンして、9月25日で2カ月がたつ。
同店は、地産地消を掲げ、旬の食材を使った料理を提供する日本料理店。「かしこまりすぎず、気軽に楽しむ日本料理」をコンセプトにする。コースは3,500円、5,500円、7,700円、1万1,000円の4種類を用意。単品料理は生湯葉やチーズ酒盗、だし巻き卵などのほか、須木焼酎唐墨大根、鯉(こい)こく、富永和牛たたきなど、小林ならではの食材を使った料理もそろえる。鶏から揚げやエビフライ、ミニうどんなど、子ども向けのメニューも用意する。
店主の大山広行さんは小林市出身。高校卒業後は県内の旅館や和食店で修業し、23歳で関西へ。老舗和食店でさらに修業を重ね、29歳の時には「日本料理ゆき」の総料理長に就任し、3年間、腕を振るった。その後、地元で店を開く夢をかなえるため小林市へUターンし、6年前の1月に同店をオープンした。
高校時代に飲食店でアルバイトをしたことをきっかけに料理の道へ進み、約20年にわたり和食一筋で歩んできた大山さん。「自分にはこの道しかないと思った」と笑う。「『30歳までに料理長になれなければ、辞めるか、独立した方がいい』という宮崎時代の恩師からの言葉を胸に、和食一筋で頑張ってきた。20代で料理長になれたことは悲願だった。苦しい修業時代だったが、それが今につながっている」と振り返る。
地元で店を開いた後には、コロナ禍の影響も受けた。客足が途絶え、来店客がゼロの日もあったという。「周りの店が閉店していくのも見てきた。それでも、何とか頑張ってきた」と大山さん。店を6年間続けてきた中で、今回の移転を決めた。
移転は「日本料理をもっと身近に感じてもらいたい。フラッと来てもらいたい」との思いで小林駅近くにオープンした。以前はコース料理のみを提供していたが、移転を機に単品料理も用意。「接待や顔合わせ、法事、お食い初め、祝い事での利用が多いが、それ以外の方にも気軽に楽しんでもらえたら」と話す。高原町では年3回、料理教室も開いており、日本料理を身近に感じてもらうための活動にも取り組んでいる。
週2、3回利用する客もいるといい、「内容を変えて、飽きないよう工夫している」と大山さん。今後は「西諸の食材を使った単品料理をさらに増やしていきたい」と意気込む。「予約優先だが、飛び込み来店も歓迎。一人から利用できるおまかせ会席や、すき焼きコースも用意しているので気軽に利用してほしい」とも。
営業時間は、11時30分~14時30分、18時~22時。