「第31回宮崎映画祭」が10月9日~15日の7日間、宮崎キネマ館(宮崎市高千穂通1、TEL 0985-28-1162)で開催される。
映画祭の様子。「完全ボランティア運営のため、開催には行政からの補助が必要。申請のために上映作品、ゲスト選定などを開催1年前から検討するが、それが生活の一部になっている」と臼井さん
今年で31回目を迎える同映画祭。実行委員会代表の臼井省司さんは「2024年に30周年を迎えた。宮崎の映画ファンが民間企業や行政を巻き込んで映画を楽しんできたイベントで、毎年多くの人が楽しみにしてくださっている。昨年は諸事情で開催できなかったが、今年の開催に向けて準備を重ねてきた」と話す。
今回のテーマは、詩人・金子みすゞの言葉から借りた「みんなちがって、みんないい。」。スクリーンサイズや制作年代の異なる多彩な作品を集めた。臼井さんは「古典映画のスタンダードサイズから『ジョーズ』のシネマスコープまで幅広く網羅した。近年は昔ながらのサイズを採用する邦画監督も増えている」と話す。
今回は、ドキュメンタリー、コメディー、パニックムービー、ヒューマンドラマ、アニメなど全12本を上映する。見どころの一つはゲスト陣。「日本国内気鋭の女性映画監督」という横浜聡子監督の最新作「海辺へ行く道」を上映し、横浜監督と俳優の唐田えりかさんが登壇する。「20年ほど前、キネマ館の舞台あいさつで来県した横浜監督に、いつか映画祭に来ていただきたいと考えていた」と臼井さん。
国内外で評価を受ける映像作家・小森はるかさんのドキュメンタリー作品2本を上映し、トークショーも行う。「ドキュメンタリーが苦手という方にも、貴重な機会なので、ぜひ小森さんの作品に触れ、話を聴いてもらいたい」と話す。
「毎回、古典と呼ばれる作品も上映しており、今回は、ハワード・ホークス監督の2作品と、パニックムービーの『ジョーズ』、大映の『大魔神』『ガメラ』シリーズから1本ずつ上映する。作品名は知っているが、スクリーンで見たことはないという人にお薦めしたい。どの作品も40年以上前の作品だが、見たことがない人にとっては新作と言えるはず」と話す。
臼井さんは「撮る側と見る側、それぞれの思いや好みを丸ごと受け入れる映画の世界観に浸ってもらえたら」と呼びかける。
鑑賞券は、1作品前売り券=1,500円(当日券1,600円)、3作品鑑賞回数券=4,000円(オープニング当日までの販売)。高校生以下=1,000円、シニア(60歳以上)=1,300円(いずれも当日券のみ)。ローソンチケット、宮崎山形屋、宮崎市内プレイガイドで販売する。