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宮交シティ、いちご、ソラシドエアが事業連携 新たな食インフラを整備

宮崎県農政水産部・金子貴史さん、いちご副社長兼宮交シティ社長・石原実さん、ソラシドエア社長・高橋宏輔さん(「高」ははしごだか)、旭化成マーケティング&イノベーション本部・上山健治さん、ソラシドエア運送本部・池田明史さん

宮崎県農政水産部・金子貴史さん、いちご副社長兼宮交シティ社長・石原実さん、ソラシドエア社長・高橋宏輔さん(「高」ははしごだか)、旭化成マーケティング&イノベーション本部・上山健治さん、ソラシドエア運送本部・池田明史さん

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 「宮交シティ」(宮崎市大淀4、TEL 0985-51-1311)、「いちご」(東京都千代田区)、「ソラシドエア」(宮崎市)が10月19日、事業連携したことを発表した。

実証実験で宮崎から送った野菜は、ソラシドマルシェとして神奈川県内で販売された

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 ソラシドエアの「空陸一貫 高速小口貨物輸送」を活用する同事業は、陸送での引き取りから、航空輸送、陸送での納品までソラシドエアが一貫して行い、当日中に届ける。3月から実証実験を行っていた。郵送物は「旭化成」(東京都千代田区)が開発した鮮度保持ボックスに入れて運び、宮崎県産食材を首都圏の顧客に、首都圏産食材を宮崎県の顧客に、当日手渡しができるようになる。

 宮交シティのショッピングセンター内には2022年1月、宮崎県産品を中心とした食の体験施設「みやざきフードエクスペリエンス(仮称)」を開設する。同年5月には、神奈川県産品を中心とした「いちご横須賀ポートマーケット」を東京湾岸エリアにオープンする予定。これらの施設では、ソラシドエアの輸送システムを活用し、宮崎県産品と神奈川県産品の相互交流を恒常的に行う。

 宮交シティ社長でいちご副社長の石原実さんは「既存不動産を活用した新規事業として、街の持続可能性を高め、人々を支える農業や水産業、加工業、飲食業を支援する事業に取り組んでいる。これらの取り組みを行う上で、『空陸一貫 高速小口貨物輸送』のインフラは必要不可欠。宮崎県産品、神奈川県産品、それぞれの消費拡大に貢献したい」と意気込む。

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