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県総合博物館で宮崎のキノコを知る特別展 期間中に「きのこマーケット」も

展示されている拡大きのこオブジェ

展示されている拡大きのこオブジェ

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 特別展「発見 きのこランド」が現在、宮崎県総合博物館(宮崎市神宮2、TEL 0985-24-2199)で開催されている。

「otto otto」の「きのこジェラート」

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 県内に生息する多様なキノコの実物や標本、模型などを展示する。キノコを使う料理見本を並べたり、薬やお守りとして使われてきたというキノコの歴史や民俗学についてなどを学んだりできるコーナーも設ける。博物館学芸課植物・菌類担当の黒木秀一さんは「キノコには森を育てる役割がある。宮崎にどういうキノコが生息しているのかを知って、楽しんでほしい」と話す。

 10月24日には、イベント「宮崎きのこマーケット」を宮崎大学農学部きのこ学研究室「ピルツラボ」の協力の下に開催。1階エントランスホールと博物館入り口横に8つのブースが出店する。ピルツラボは学生がラベルデザインを担当したシイタケ粉を使う「菓te-ri」(椎葉村)の「きのこショコラバターサンド」(2種2個=500円)と、「otto-otto」(美郷町)の「きのこジェラート」(500円)のほか、研究室で研究を続けているエナシラッシタケを模した「光るきのこ模型」(500円)を販売する。当日の運営は同ラボの学生が担当し、キノコの探究活動を行う宮崎南高校の生徒6人も販売や説明を担当する。同大学4年の杉本拓生さんは「多くの人に宮崎が誇るキノコの魅力を感じてほしい」と話す。

 そのほか、県内のキノコ生産者「杉本商店」が「しいたけバーガー」、農林産物直売所「美郷(みさと)の蔵」が加工品、「加藤えのき」が「ブラウンえのき」、シイタケ問屋の「本吉」が「椎茸(しいたけ)と鶏」、「田中椎茸」が「しいたけパン」などを販売。「宮崎産業」は「きのこもぎとり体験」などを実施。「佐土原人形ますや」はキノコモチーフの人形、京都から参加の「きのこライター」堀博美さんの「SPORE」は自書本や雑貨を販売する。会場では宮崎県のキャラクター「みやざき犬」と共に、「しいたけひぃくんとかぁくん」の記念撮影会も行う(13時~13時30分)。

 開館時間は9時~17時。期間中の休館日は11月23日を除く火曜と11月4日、24日。入場無料。11月28日まで。「きのこマーケット」の開催時間は10時~16時。

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