宮崎市高鍋町に12月1日、複合施設「Maman Marche－Takanabe－（ママン・マルシェ高鍋）」（高鍋町持田俵橋、TEL 0983-32-7755）がオープンした。

「ゴボチ」の元祖といわれる「生ゴボチ」

　同所は高鍋町の農産品や加工品の直売所やイートインスペースを設けたレストランなどが入居する複合施設。宮崎の土産物として人気の揚げ菓子「ゴボチ」を製造するデイリーマーム（宮崎市花ケ島町）が運営する。

　レストラン「ゴボチテラス」では「しあわせDELIプレート」（1,080円）などの定食メニューのほか、「季節のスープ ごぼうの豆乳ポタージュ」（200円）などのおかずメニューを用意。「ゴボチ」開発のきっかけになったゴボウの総菜「生ゴボチ」（クリームチーズ付き、500円）も提供する。

　高鍋町はギョーザの店が多いことから、館内には「餃子の馬渡（まわたり）」「たかなべギョーザ」や、ベーカリーカフェ「風々々（ふふふ）」も出店する。今後、「ゴボチ」の製造過程の見学ができる製造工場もオープン予定。

　同1日に行われたオープニングイベントでは、和太鼓集団「舞鶴一座秋月鼓童」が和太鼓の演奏を披露。テープカットに参加した黒木敏之町長は「今後は大学との連携による商品開発などにもチャレンジしながら、高鍋の食文化を発展させる場所としたい。地域のファクトリーパークとして、観光の拠点にもなれば」と期待を込めた。

　営業時間は9時～18時。第2水曜定休。