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宮崎キネマ館で映画「星に語りて」 東日本大震災での実話を基に

「この映画を多くの人に知ってもらいたい」と主演の今谷フトシさん

「この映画を多くの人に知ってもらいたい」と主演の今谷フトシさん

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 映画「星に語りて」の上映が3月10日から、「宮崎キネマ館」(宮崎市高千穂通1、TEL 0985-28-1162)で行われる。

「星に語りて」のリーフレット

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 製作を手がけたのは1977(昭和52)年に結成された障がい者支援団体の「きょうされん」。団体結成40周年の記念映画として2019(平成31)年3月に公開された同作は、東日本大震災での障がい者支援に焦点を当てた作品。宮崎キネマ館での上映は今回が初めて。東日本大震災が発生した3月11日に合わせて1週間限定で上映する。

 障全協みやざき(障害者の生活と権利を守る宮崎連絡協議会)事務局長の横山祐子さんは、「東日本大震災の時に自分一人で逃げられない障がい者の方たちがどうやって避難したのか、どうやって乗り越えたのかということは意外と知られていないと思う。この映画を通してそういった部分を知ってほしいし、全ての人々が平等に助け合う社会の素晴らしさを感じてほしい」と話す。

 10日~12日には舞台あいさつも行い、主演の今谷フトシさんや監督の松本動さんなどが登壇する予定。宮崎県出身の今谷さんは「宮崎上映をきっかけに鹿児島や熊本など、九州へと上映を広げていきたい」と話す。「この映画を通して、災害弱者に対する関心を少しでも持ってもらえたらうれしいし、実際の災害時にみんなが助け合えるきっかけになれば」とも。

 上映時間は12時~13時55分。チケット料金は宮崎キネマ館に準ずる。チケットは宮崎キネマ館のウェブサイトで販売する。定員は各回100人。3月16日まで。

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