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宮崎県立芸術劇場で舞台「神舞の庭」上演 神楽を受け継ぐ一家描く

広報担当の青栁竜郎さんと公演のポスター

広報担当の青栁竜郎さんと公演のポスター

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 舞台「神舞の庭(かみまいのにわ)」が「メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)」(宮崎市船塚3、TEL 0985-28-3208)で、3月1日~3月5日に上演される。

「神舞の庭」(2020年)の様子 撮影:黒木朋子(写真提供=「メディキット県民文化センター」)

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 2016(平成28)年から同劇場が行っている、宮崎を舞台に今を生きる人々を描く演劇創作シリーズ「新 かぼちゃといもがら物語」の第7弾。2018(平成30)年に初演し、2020年に新演出での再演を経て、3度目の上演となる。広報担当の青栁竜郎さんは「劇場が全面的にプロデュースし演劇創作をする取り組みは国内でも数少ない」と話す。

 宮崎の山間にある集落の神楽を受け継いできた中崎家の物語を軸に、さまざまな思いを抱えた登場人物たちを描き出し、ファンタジックな出来事、社会問題などの要素を盛り込む。劇作は劇団四季作品や2023年度前期のNHK連続テレビ小説「らんまん」などを執筆した長田育恵さん、演出は宮崎県立芸術劇場演劇ディレクターの立山ひろみさんが手がける。俳優陣も東京や福岡、静岡などから集まり宮崎の演劇人と共同で作り上げる。

 青栁さんは「全ての登場人物の立場や背景が細部までクリアに描いており、見る人によっていろいろな視点を持てる作品。キャスティングの変化に伴い生まれ変わる部分もあり、前回から引き続きの出演となる俳優陣の熱量も格段に上がっているのを感じる。初めての方も前回見てくださった方も楽しめる作品に仕上がっていると思う」と話す。

 開演時間は、1日~3日=19時、4日、5日=14時。料金は前売りで、一般=3,500円(くれっしぇんど倶楽部会員は3,100円)、U25割=1,500円、ペア割=6,000円(同5,400円)。未就学児入場不可。

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