高鍋町の複合商業施設「Maman Marche－Takanabe－（ママン・マルシェ高鍋）」（高鍋町持田俵橋、TEL 0983-32-7755）がオープンして5周年を迎えた。

10日行われたイベントの様子

　高鍋町の農産品や加工品の直売所、イートインスペースを設けたレストランなどが入居する複合施設として2017（平成29）年12月にオープンした同店。宮崎名物に育った揚げ菓子「ゴボチ」を製造するデイリーマーム（宮崎市花ケ島町）が運営する。

　10日・11日には3年ぶりに大型ステージを設置して周年イベントの「ママンマルシェ 5周年大感謝祭」を開いた。地元団体によるエイサーやダンスなどのステージイベントのほか、キッチンカーの出店があった。店内では旬の野菜や人気商品「ゴボチ」の特別セットを販売した。

　同社専務の和田剛さんは「野菜を持ってきてくれる地元の農家さん、食品加工品や土産物などを卸してくれる地元業者など、たくさんの方々に支えられて5周年を迎えることができた。コロナ禍で近年大規模なイベントを自粛していたが、日頃の感謝の気持ちを込めてようやくお客さまに還元するイベントを開催できてうれしい」と笑顔を見せる。

　和田さんは「3年前に店の敷地内に宮崎県唯一の有機イチゴ観光農園『ベリーファーム』を開園した。コロナ禍でのオープンだったため、PRができていなかったが、今後は、農業体験や食、買い物を楽しめるプランを観光ツアーに組み込むなど、観光農園をメインに据えた呼び込みを行いたい。開店当時からのコンセプトである地元と密着した複合施設としてより一層展開できれば」と意気込む。「今後も地域の人が演者としても参加できるイベントを定期的に開催し、日頃の活動を披露する場を提供していきたい。もっと高鍋町の人たちに愛される店になれるように尽力していく」とも。

　営業時間は10時～18時。