「市場果ふぇ 翠ーっ（いちばかふぇ すいーつ）」（都城市志比田町、TEL 090-1365-4750）が、オープンして2カ月がたった。

フルーツをふんだんに使う「翠ぱふぇ」

　都城市公設地方卸売市場で仲卸業を営む「笑売笑売（しょうばいしょうばい）」が新業態として場内に出店した。テークアウト専門のスイーツ店で、旬の野菜や果物を使ったパフェやスムージーなどを用意する。店名は、「市場」と「果物」というキーワードを盛り込んで代表の渡瀬三郎さんが命名した。店舗責任者の船倉ひとみさんは「仲卸ならではの、目利き力で選んだ市場の果物・野菜をふんだんに使ってパフェやスムージーを作っている。果物や野菜のおいしさをたくさんの人に伝えたい」と話す。

　メニューの中で船倉さんがこだわるのがフルーツパフェ。「ソフトクリームと旬のフルーツのおいしさを存分に味わってほしいと思い、あえて他の材料は使わず2点に絞り込んで勝負している」と話す。「翠ぱふぇ（季節のフルーツパフェ）」「シャインぱふぇ」（以上800円）、「ももぱふぇ」「梨ぱふぇ」「メロンぱふぇ」（以上500円）などを用意する。

　無添加シロップと旬のフルーツを使った「果き氷（かきごおり）」（650円、小サイズ＝450円）、「スムージー」（グリーン、バナナ、パイン）、「フラッペ」（以上500円）なども提供。現在は秋・冬に向けてのメニューも考案中という。場内の「セボン・チ・マルシェ」内の喫茶店「唐変木」とコラボしたメニュー「コーヒーフロート」（350円）を用意する。月曜・木曜～土曜の昼間には「炒飯（チャーハン）屋 華丸」（都城市簑原町）の弁当も置く。

　同店が入る「市場の駅セボン・チ・マルシェ」は一般客にも開放された施設で、かつての「市場の駅」が今春リニューアルオープンした。船倉さんは「もっとたくさんの人に市場を知ってもらい地域にとって身近な存在になってほしい。当店を一つのきっかけにして市場に来てくれる人や興味を持つ人が増えれば」と話す。

　営業時間は10時～18時。水曜定休。