豚骨ラーメン専門店「豚の恩返し」（宮崎市本郷南方、TEL 0985-56-6151）が6月30日、オープンする。

「メンマらーめん」

　飲食業に15年従事する甲斐祐輔さんが店主を務める同店。甲斐さんが熊本のラーメン店「らーめん陽向（ひなた）」の内田哲史社長と出会い、姉妹店として出店することになった。開店準備の期間中は、店長の佐藤誠祥さんが「らーめん陽向」に住み込みで修業を重ね、オープンにこぎ着けた。甲斐さんは「駐車場も広く、店舗周辺には『JA宮崎中央』のほか複数の商業施設があるため、お客さまにとっても便利な立地だと思う」と話す。席数はカウンター11席、テーブル3卓14席の計25席。

　同店のラーメンは、久留米発祥とされる「呼び戻し製法」で作る豚骨ラーメン。釜のスープが少なくなると、別の釜で煮出したスープを補充する「継ぎ足し」を行い、濃度を保つ。特注の釜6個を備え、長時間炊いて作るスープと、若干太めのストレート麺が特徴。

　メニューは、ネギ、チャーシュー、のり入りの「らーめん」（680円）、「佐賀県産最高級一番海苔（のり）らーめん」（830円）、チャーシュー麺に卵黄をのせた「特製らーめん」（930円）、「卵入りらーめん」（730円）、「味玉らーめん」「ネギらーめん」（以上780円）、「メンマらーめん」（810円）、「辛ネギらーめん」（860円）、「チャーシューめん」（880円）、麺半分でスープ少なめの「半らーめん」（480円）を用意する。

　甲斐さんは「店名の由来は、お世話になった方、当店に携わってくださった方、お客さまに、ラーメンを通して恩返しがしたいという思いから付けた。スタッフもこのコンセプトで働いている。店がある場所は私の地元でもあるので、店を盛り上げて町の活性化につなげていきたい」と話す。

　営業時間は11時～20時30分。水曜定休。