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舞踏カンパニー・大駱駝艦、初の宮崎公演 代表作「クレイジーキャメル」披露

(左から)出演者の齋門由奈さん、小田直哉さん、谷口美咲子さん

(左から)出演者の齋門由奈さん、小田直哉さん、谷口美咲子さん

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 舞踏カンパニー「大駱駝艦(だいらくだかん)・天賦典式」の公演「クレイジーキャメル」が5月27日・28日、宮崎市清武文化会館(宮崎市清武町西新町、TEL 0985-84-0181)で行われる。

主宰の麿赤児さん

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 同公演は、国内外で舞踏家として活躍し俳優としても活動している、麿赤兒(まろあかじ)さん率いる舞踏カンパニー「大駱駝艦」の代表作の一つ。2人の女学生と1人の男子学生の人生をビバルディの「四季」に乗せて紡ぐ、愛と青春の舞踏絵巻。2012(平成24)年、パリで誕生した作品で、同カンパニーの草創期を支えた「金粉ショウ」へのオマージュが込められている。音楽はクラシックとオリジナル楽曲を織り交ぜた構成になっている。

 出演者である齋門由奈さんが宮崎市出身であることなどを受け、今回初の宮崎公演が決定した。「登場人物の深層心理を体現していく様子を楽しんでいただきたい。舞踏はどう受け取って良いのか戸惑う部分があるのも魅力の一つだと思う」と齋門さん。

 出演者の谷口美咲子さんは「自意識や自我、考えなどより言葉のない体だけで表現するところが楽しい。80歳の麿さんがセーラー服姿で女学生を演じる様子がとても魅力的」と話す。

 同じく出演者の小田直哉さんは「金色に塗った体の熱量や迫力、情念、汗など、非現実の世界観へ一気に引き込こんでいく感じを体験してほしい。裸の状態で踊ることで体の構造や人間が、どう動くのかもより鮮明に伝わると思う」と話す。

 両日共に15時開演。チケットは4月21日から販売。料金は、一般=3,000円、25歳以下=1,500円(当日要証明書提示)。全席指定で、前売り・当日の料金は共通。未就学児入場不可。宮崎市在住者を対象に、抽選で各日10組20人を招待する。応募は4月27日まで。「キャメルアーツ」(東京都武蔵野市)宛に郵送で応募する。問い合わせは大駱駝艦(0422-21-4984)まで。

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