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宮崎で「高千穂さと神楽保存会おひろめの儀」 夜神楽の伝統や練習風景を紹介

主催する「高千穂さと神楽保存会」会長の日高葵さん

主催する「高千穂さと神楽保存会」会長の日高葵さん

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 イベント「高千穂さと神楽(かぐら)保存会おひろめの儀~今度、夜神楽に来てみない?~」が10月27日、「若草HUTTE&co-ba Miyazaki」(橘通東3)で行われる。

日高さんが夜神楽を舞っている様子

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 高千穂の夜神楽は800年以上続く神事芸能で、国の重要文化財にも指定されている。年に1度、五穀豊穣(ほうじょう)や健康を祈願する村祭りで、里ごとに氏神様を神楽宿と呼ばれる民家や公民館に招き、一晩かけて三十三番の舞を奉納する。

 同イベントの主催は「高千穂さと神楽保存会」。同会では、「応援・支援できる」「舞や楽を習得できる」という2つの特徴を持ち、夜神楽の応援者の裾野を広げる活動を行っている。海外での滞在経験もある会長の日高葵さん(高ははしごだか)は、一般的に女人禁制とされてきた高千穂の夜神楽で、女性初の神楽保存会員となった。立ち上げの経緯について「海外に行った際、カルチャーは一度なくなると取り戻せないことを体感した。夜神楽をなくさないよう、受け継いでいこうと思った」と話す。

 当日は、高千穂さと神楽保存会設立の経緯や、夜神楽の練習風景などを紹介する。日高さんは「高千穂が好きな人や夜神楽に興味がある人に、夜神楽のことを知ってほしい。しきたりやマナーなど初心者には分からないことも話す予定。いろいろなサポートの仕方を知り、一緒に夜神楽を応援していける人たちに出会えたら」と話す。

 開催時間は19時~21時。参加料は500円だが、上乗せも可能。2,000円以上のサポートをした人には、夜神楽を舞う神庭(こうにわ)を飾る切り彫(え)りものを進呈する。会場は限定20人で、オンラインでの開催も予定している。参加は申し込みフォームで受け付ける。

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