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「ワウディープラス清武」が刷新 免許返納後の高齢者向け送迎プランなど用意

「宮崎医福サービス」代表の伊藤智彦さん

「宮崎医福サービス」代表の伊藤智彦さん

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 フィットネスクラブ「ワウディー宮崎」などを手がける「WISH JAPAN」(熊本県)が、「ワウディープラス清武」(宮崎市清武町、TEL 0985-75-0400)を、老人福祉施設を運営する「宮崎医福サービス」に事業譲渡。同施設では4月1日から、サービス内容と料金システムをリニューアルした。

送迎付きのキッズ向け「ボルダリング教室」で使う設備や道具

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 同施設では新たに、「宮崎医福サービス」が介護福祉事業で使用する送迎用のワゴン車を活用した2種類の送迎付き会員サービスを用意する。1つは65歳以上の免許返納済み高齢者を対象とする「送迎付き会員」で、加納、清武、本郷、木花の4地区を週1回1日2往復、送迎車が走る。曜日ごとに該当する地区内2カ所のスーパーを回り、同施設で2時間のトレーニング時間を取った後、再びスーパーまで送る。理学療法士などの有資格者がスタッフとなり、会員の相談対応や運動方法の指導も行う。

 「宮崎医福サービス」代表の伊藤智彦さんは、「私も祖父が90歳で免許を返納した。それまではゴルフのラウンドもこなす元気な人だったが、家で過ごすようになってから心身の機能が衰えてしまった。介護事業で関わる利用者の方々も、多かれ少なかれ免許返納後に同様のことを体験していると思う。免許は返納したものの、まだ介護保険の利用までには至らない方の健康寿命を伸ばしたいというのが狙い」と話す。

 もう1つは、小学3~6年生を対象とする「ボルダリング教室」で、同じくワゴン車を活用した送迎サービスが付く。各曜日、加納、清武、本郷、木花、国富の各地区1~2カ所の小学校を回り、帰りはそれぞれの会員の自宅最寄りのバス停まで送る。

 伊藤さんは「フィットネスクラブは、平日の正午から夕方6時までは利用者が減る傾向にある。ここをカバーする形で高齢者とキッズ向けのサービスを拡充した。今後は、一般の年齢層向けにも『スポーツジム以上パーソナルトレーニング未満』といったコンセプトで5~6人のグループレッスンや、宮崎に多いサーファーやゴルファー向けに専門性を高めたトレーニングプログラムも用意し、コミュニティづくりにも取り組んでいきたい」と意気込む。

 24時間営業。月会費は「送迎付き会員」「ボルダリング教室」共に7,260円。

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