宮崎市の野菜直売店「畑のやさいやさん アイタビ」（池内町、TEL 090-5732-7103）が1月、敷地内のキッチンカーで、同店の野菜や米を使ったカフェ「PENANG（ペナン）」の営業を始めた。

「激辛麻婆豆腐ランチ」

　「アイタビ」は、7100平方メートルという広い敷地内で採れた野菜のほか、苗、乾物、多肉植物などを販売する無人販売所。販売所も手作りで、敷地内にはブランコなどを設置した子どもの遊び場「カオサンロード」も建設中という。

　1月に営業を始めたカフェは、廃材などを利用し手作りしたキッチンカーを使い、「アイタビ」店主の奈須亮裕さん、仁美さん夫婦と両親やきょうだいなど家族で運営する。奈須さんは「夫婦で世界旅行中に立ち寄ったマレーシアのペナン島が、さまざまな人種が集まって興味深かったこと、そして料理がおいしかった思い出があったため、店名に採用した」と話す。

　当初は飲み物などのみ販売していたが、少しずつメニューを増やしている。ランチで提供するメニューは日替わりで価格も変動するが、スタッフの一人が中国で学んだ味という「激辛麻婆（マーボー）豆腐」（850円）は度々提供するメニューの一つ。スイーツの「白い珈琲（コーヒー）プリン」「チャイプリン」（以上320円）は定番商品として提供する。

　仁美さんは「キッチンカーは、現在屋根を建設中。キッチンは、試しに料理やドリンクを販売してみたい人に貸し出しも行っていく。『アイタビ』はいろいろな人が集まり、やりたいことを実現できる場所にしていきたい」と話す。

　営業時間は10時～18時ごろ。ランチは11時30分～14時。営業日時はインスタグラムで告知する。