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宮崎に「ヤバイ居酒屋さん」 日本料理と国産ワインのペアリングを提案

白みそベースのモツ煮込みと小樽・オサワイナリーの白ワイン(800円)

白みそベースのモツ煮込みと小樽・オサワイナリーの白ワイン(800円)

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 宮崎市に日本料理と国産ワインを提供する「ヤバイ居酒屋さん」(宮崎市上野町8、TEL 0985-77-9555)が7月1日、オープンした。

「店名は『ヤバイ』だが、普通に良い店にしていきたい。そのギャップを感じてもらえれば」と話す店主の山本晴比古さん

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 店主の山本晴比古さんは宮崎市出身。福岡の大学を卒業し、サラリーマンとして営業職やメディアの取材、編集業務などを経験した後、実家の家業であるニシタチの老舗居酒屋「たかさご」で一から料理を学んだ。山本さんは「できることが一つずつ増えていく実感が、料理の道にまい進する原動力となり、休日も料理人仲間と研究に励むなどしてきた」と話す。4年ほど修業を積み、同店のオープンにこぎ着けた。山本さんは「今なお飲食業界には厳しい状況だが、同世代の仲間たちが独立して自分の店を出して頑張っている姿に刺激を受けていたので、先延ばしにせず自分の気持ちに従ってオープンした」と話す。

 席数はカウンター6席、テーブル4席の計10席。カウンター主体の店内で、和食や日本料理と国産ワインのペアリングを提案する。料理は白みそベースの味付けの「モツ煮込み」(500円)や、鳥むね肉を使い、タルタルソースにワサビを効かせた「俺のチキン南蛮」(650円)などのメニューが並ぶ。ワインは全て国産でそろえており、JSA(日本ソムリエ協会)認定ソムリエの有資格者である山本さんが日本全国から集めた40種類ほどのボトルワイン(3,500円~)の中から、グラス用にも常時7~8種類(700円~)を開けている。山本さんは「日本のワインの良さを発信して、多くの人に親しんでもらいたい。お酒を飲む時の選択肢の一つに国産ワインを加えてもらえれば」と話す。

 「ヤバイ居酒屋さん」というネーミングについては「初めは普通の名前を考えたが、どれもしっくりこなかったので、好きなアーティスト名をもじってインパクト重視で付けた。どのあたりがヤバイのかよく尋ねられるが、実際はヤバくないので自分で付けておいて返答に困っている」と苦笑する山本さん。「あくまで居酒屋なので、気軽に足を運んでもらえれば」とも。

 営業時間は17時~翌2時。日曜定休。

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