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宮崎キネマ館で「宮崎映画祭」 ゲストに女優・門脇麦さんも

代表の臼井省司さん(写真右)と、宮崎映画祭実行委員会のメンバー

代表の臼井省司さん(写真右)と、宮崎映画祭実行委員会のメンバー

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 宮崎市の宮崎キネマ館(橘通東3)で現在、「第24回宮崎映画祭」が開催されており、全14作品が上映されている。宮崎の映画ファンらから成る宮崎映画祭実行委員会が主催。

上映作品の「あゝ、荒野」で脚本、「恋とボルバキア」で構成を務めた港さん

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 代表の臼井省司さんは「平成最後の映画祭となる今回のテーマは『犯罪』。世間を騒がすさまざまな事件が起き、社会の在り方も大きく変化した平成。まさに激動というべきこの時代を、映画を通して見つめ直したいと思った。一見重いテーマだが、多くの方が楽しめるように、明るい雰囲気の作品もそろえている」と話す。

 上映作品は「犬神家の一族」「ルパン三世 カリオストロの城」など過去の名作から、全国ロードショーに先駆けて上映される「止められるか、俺たちを」まで多岐にわたる。臼井さんは「いろいろな作品があるので、時間があれば普段見ないような作品にもチャレンジしてほしい。何気なく見た作品が、想像以上の衝撃や感動をもたらすことが多くあるのも映画の魅力。ぜひ、不意打ちの出合いも楽しんでもらえれば」と話す。

 15日には上映作品「あゝ、荒野(前篇・後篇)」の上映前に、延岡市出身で同作の脚本を務めた脚本家の港岳彦さんが舞台あいさつに立った。港さんは同作について、「人やものごととの断絶を『荒野』と表した。2人の男がボクシングを通じて、自らの拳で荒野を乗り越えていく様を見てほしい。前後篇合わせて5時間のとてつもない長編だが、最後まで楽しんで」と話した。

 最終日の23日は会場を宮崎市民プラザ・オルブライトホールに移し、「止められるか、俺たちを」を先行上映。監督の白石和彌さん、主演女優の門脇麦さんによるトークショーも予定する。

 開演、終了時間は各日で異なる。チケットは、当日一般=1,300円、シニア=1,100円、子ども=500円。9月23日まで。

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