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宮崎におつまみ専門店「おつまみYA」 県産野菜使ったメニューを飲食店に販売

店主の亀澤由美子さん

店主の亀澤由美子さん

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 宮崎市に予約制の飲食店専用おつまみ専門店「おつまみYA」(宮崎市大工町3)がオープンして、1月20日で1カ月がたった。

「トマトの酢漬け」

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 経営は、宮崎の規格外野菜を活用した野菜チップスの販売などを行っている「応援やさい」。社長兼「おつまみYA」の店主でもある亀澤由美子さんは宮崎出身で、県内で銀行員として働いていたが、退職後上京しアパレル会社に勤務。約3年半後Uターンした。亀澤さんは「東京に行って初めて宮崎の野菜のおいしさに気づいた。野菜に関わる事業や農家を応援する仕事をしたいと思った」と話す。

 オープンの経緯について、「普段から飲みに行くことが多く、自ら作ったおつまみを差し入れすることが多々あった。コロナ禍になりいくつかの飲食店から、『客足が読めず、フードロスを防ぐため乾き物だけの提供になっているが、おつまみの販売があれば購入したい』と相談されたことがきっかけ」と亀澤さん。

 店は持たず配達で商品を販売している同店。メニューは日替わりだが、毎回酢の物またはあえ物、揚げ物または焼き物、野菜を使ったメニューの約4品を用意している。1月のメニューは「揚げナスのマリネ風」「豚バラとニラの餃子(ギョーザ)」「春菊とクルミのサラダ」「コンニャクの甘辛煮」など。価格は1品540円。「旬の野菜を使うことにこだわっている」と亀澤さん。

 「飲食店や地域の方々とのつながりを大切にした店にしていきたい。独り暮らしなど、普段誰かの手料理を食べる機会が少ない人がほっとするような味を提供できたら」と話す。「今後は野菜を使ったケーキなどのお菓子の販売にも挑戦していきたい」とも。

 配達時間は20時~21時30分で、予約は当日の12時まで。申し込みはLINEで受け付ける。宮崎市中央通近辺の飲食店限定。日曜・祝日定休。

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