スナック「よいどころ おきぬ」(高原町西麓、TEL 090-9474-0572)が5月1日、高原町にオープンした。
店主の田口絹代さんは同町出身。前職は中学校教員で、30年間勤務していたという。大学時代と最初の赴任地の3年間以外は同町で過ごし、「とにかく故郷が大好き」と話す。昨年、町のスポーツ推進委員への着任や登山アプリサービスYAMAPの「インタープリター養成講座」への参加を通じ、地域の人との交流が広がっていったという。
開業のきっかけは知人との飲み会。以前、その場所にあった老舗スナックに通っていたという知人の「二次会ができる店が増えるといいな」という言葉に、「私がやろうかな」と思わず口にしたという。「未経験だということもあり、なかなか一歩を踏み出せなかったが、家族や知人の後押しもあり、少しずつ準備が進んでいった」と田口さん。
昨年12月、空き店舗を内見した際、「閉店して1年以上たっていたが、飲みかけのグラスなどがそのまま残されていたのが衝撃だった」と振り返る。「それから、片付けや内装工事がどんどん進んでいき、後には引けない気持ちになっていった」と田口さん。知人の「少しでもやろうと思ったのなら、一回やってみればいいがね」という一言が最後の決め手となったという。
店名の「よいどころ」には「酔うところ」「寄るところ」「良いところ」の意味を込める。店のキャッチコピー「のんくいやん、かたっくいやん、うたっくいやん」は、西諸弁で「飲んでください、語ってください、歌ってください」という意味。「私自身、飲むことや歌うことが好きで、一人で近隣のスナックにも行くこともある」と話す田口さんは「女性一人でも来やすい雰囲気にしたい」という思いから、娘たちと話し合い、内装は木目調にし、店内を禁煙にした。「(禁煙には)賛否あり悩んだが、酒、歌、会話を楽しめる場所を提供したい」とも。
「今でも、週末が来る度に、うまく営業できるだろうかとドキドキしている」と田口さん。「ドリンク作りもまだ勉強中。お客さまに広い心で見守ってもらっている」と笑う。現在は、家族の手を借りながら営業中。今後は、ドリンクメニューを少しずつ増やしていく予定。「カラオケイベントなども開いていけたら」とも。
「『叶う』の字は、口へんに『十』と『プラス』が入っている。だから、夢は口に出して言うようにしている。スナックをやりたいと言ったことも本当にかなった」と話す。「人と人とのつながりを大切にしながら、地域に親しまれる店として成長していきたい」と意気込む。
営業時間は20時~24時。月曜~木曜定休(祝前日は営業する場合あり)。料金は、120分=3,000円(ノンアルコールの場合は2,000円)、延長(60分)=1,000円。