「まちのこうじ屋さん Chika房」(宮崎市島之内)がオープンして、6月3日で半年がたった。
「発酵あんこバスクチーズケーキ」(1カット580円、ホール3,800円)(写真提供=まちのこうじ屋さん Chika房)
田中千佳子さんが自宅をリフォームし、完全予約制の工房として昨年12月に開業した同店。これまで約25年にわたり、栄養士として食品や食に関わる仕事に携わってきたという田中さん。自身が病気を経験したことをきっかけに、改めて「食生活を無理なく整えることの大切さを実感した」と話す。
同店では、「甘いものを我慢するのではなく、食べながら整える」をコンセプトに掲げ、砂糖や小麦粉を使わず、こうじや発酵の力を生かした「体に優しいスイーツ」を提供している。田中さんは「頑張るのではなく、おいしく続けられることが大切。甘いものを楽しみながら、少しでも体にやさしい選択肢を届けたい」と話す。
現在販売しているのは、砂糖を使わずこうじの力で甘みを引き出した「発酵あんこ」(800円)、「発酵あんこバスクチーズケーキ」(1カット580円、ホール3,800円)、「糀(こうじ)グラノーラ(和風、コーヒー、スパイス、抹茶)」(25グラム220円、100グラム750円)など。ほか、季節限定の「糀キャロットケーキ」や「糀×果実 日向夏」なども展開する。
オープンから半年がたち、リピーターも少しずつ増え、贈答利用の客も多いという。地元のテレビで紹介されたことをきっかけに、健康への関心が高い女性を中心に来店客が増加。県外からもSNSや知人の紹介を通じたオンライン予約が入り、ギフト需要も広がりを見せている。
田中さんは「宮崎からこうじスイーツの魅力を発信し、少しずつ文化として根付かせていきたい。今後はイベントやワークショップなどを通して、こうじや予防栄養の魅力も伝えていけたら」と笑顔を見せる。
営業日は水曜・金曜・土曜。完全予約制。営業日や予約方法はインスタグラムで知らせる。住所の詳細は予約者のみに伝える。