農産物直売所「さんさん市場」（宮崎市古城町、TEL 0985-72-5551）がオープンし、4月3日で1カ月がたった。

野菜売り場の様子

　家族と「ほりうち鍼灸（はりきゅう）整骨院マッサージ院」（宮崎駅東）を営む店主の堀内祐規子さん。「体には食も大切だと感じ、良い物を届けたいと開業した。安心・安全を心がけ、自分が食べたいと思うものを置く」と話す。

　販売する野菜と果物は近隣の生産者のものがほとんど。「野菜を出品する90代の女性からは『店に出せるのが生きがいになった』との声もある」と堀内さん。仲卸業から転身したスタッフの木本雅也さんは「これからは豆類やスイートコーンなどが増える時期」と話す。市場にはなかなか出回らない完熟のトマトなども並べる。

　青果物と同じくらい加工品も数多くそろえる同店では、川南町の「さんきょうみらい豚」を使った冷凍の「焼き餃子（ギョーザ）」「水餃子」（以上432円）や、「戸村精肉店」（日南市）の「スパイシーヒーロー」（680円）などを用意する。ほか、うなぎ、うどん、餅、菓子、卵、調味料なども販売する。

　弁当・総菜には、高岡から届けられる弁当（463円）、「ばら寿司（ずし）弁当」「いなり弁当」（以上352円）、「黒米おはぎ」（157円）、「オークラ食品」（田野町）の総菜「金時まめ」「なます」（以上240円）をはじめ、複数の業者の商品をそろえる。

　ほか、ほうきやげた、竹皮など竹の加工品などもそろえる。

　営業時間は9時～18時。