宮崎でLGBTの理解深める講座 当事者らが被写体の写真展も

講師を務める山田健二さん(写真右、仮名)とLGBT当事者の串間直紘さん

講師を務める山田健二さん(写真右、仮名)とLGBT当事者の串間直紘さん

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 宮崎市の男女共同参画センター「パレット」(宮崎市宮崎駅東3、TEL 0985-25-2055)で3月10日、宮崎に住むLGBT(性的少数者)当事者らが、LGBTに関する知識や思いを伝える講座「だれもが安心して暮らせる宮崎(まち)に」が開催される。

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 同センターが主催する同講座。LGBT交流会「レインボービュー宮崎」の代表で同性愛者でもある山田健二さん(仮名)が講師を務める。

 LGBT当事者らが被写体の写真展「LGBTストーリー2」も同時開催する。同写真展は、山田さんとLGBTの啓発活動経験がある宮崎大学3年の北原春華さんが企画し、昨年10月に初めて実施。山田さんを含むLGBT当事者5人が被写体となり、県内各所それぞれの思い入れのある場所で撮影した写真約40点を展示した。写真にはこれまでの人生で感じた悩みや苦しみ、喜びなどを当事者自身が記した物語も添えた。

 2回目の開催となる今回は、被写体となるLGBT当事者を増やし、当事者の周りの人々に焦点を当てたコーナーを設ける。前回に引き続き、撮影に参加した複数のLGBT当事者登壇によるトークセッション、意見交換なども行い、写真を通して理解を深める機会とする。

 山田さんは「皆さんが暮らしているこの町で、私たちLGBT当事者も普通に生活をしていること、実は身近に存在していることを知ってほしい。一人一人がたどってきた人生や、人柄を感じてもらえる機会になれば」と話す。

 開催時間は13時30分~15時30分。参加無料。定員は30人。参加希望者は名前と連絡先を添えてメールで申し込む。

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