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都城に弁当店「tanbo.」 農家と消費者を食でつなぐ

明治福也さん、恵美子さん夫婦。「将来的には利益で私腹を肥やすのではなく、困っている人を助けるための取り組みをしていきたい」と話す

明治福也さん、恵美子さん夫婦。「将来的には利益で私腹を肥やすのではなく、困っている人を助けるための取り組みをしていきたい」と話す

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 弁当店「tanbo.(タンボ)」(都城市前田町)が都城にオープンして、8月12日で1カ月がたった。

数種類のおかずを盛った弁当「エビス鶏ささみの生姜(ショウガ)唐揚げ弁当」(800円)

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 今年1月28日まで「野菜専門だいにんぐばー はたけ。」(志比田町)を営んでいた明治福也さん、恵美子さん夫婦がオープンした同店。「コロナ禍の経験からテイクアウト専門の店をしていきたいと思った」と福也さん。

 コンセプトは前店舗の時から変わらず、「農家とお客さまを食でつなぐ」こと。実家で作る自家製米をはじめ、地元の農家が育てた農作物を使うことを大切にしているという。「その時の一番おいしい作物を味わってほしい」と、決まったメニューはなく食材を仕入れた際に、その週のメニューを決める。

 実家を夫妻と福也さんの父親で改装した店内には、その日の朝、夫婦が手作りした弁当や総菜を並べる。「最初に野菜を食べることで血糖値の急上昇を防いでほしい」と、弁当の米の上にはさまざまな野菜料理をのせる。おにぎりは羽釜で炊いた米で握る。「米を炊き上げるまでにいくつものこだわりがある。本当においしいご飯に炊き上がっている自信がある」と福也さん。

 「食べ終わった時に、『あの店の料理を食べたら笑顔になれた』と思ってもらえたら本望」と話す。「今後はオーガニックの食材や、農家が一生懸命育てた作物を使って料理していきたい」とも。

 営業時間は10時30分~14時30分。日曜は予約分のみを販売。月曜・火曜定休。

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