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高崎町に大正時代の面影を残す古民家カフェ「TAKAZAKI PICNIC」

店主の濱田龍一さんと妻の直子さん キャッシャーは直子さんの手作り

店主の濱田龍一さんと妻の直子さん キャッシャーは直子さんの手作り

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 古民家をリノベーションしたカフェ「TAKAZAKI PICNIC」(都城市高崎町大牟田、TEL0986-77ー4414)が11月9日、オープンした。

日の光が差し込む個室

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 店主の濱田龍一さんは都城市出身。1991(平成3)年に渡米後、サンフランシスコなどで30年近く飲食業に携わってきた。夫婦で日本に戻りカフェを開くことを決めた時、店舗として考えたのが古民家の活用だった。濱田さんは「アメリカに住んでいたからこそ、昔ながらの日本的なものへの思いが強かったのかもしれない」と振り返る。インターネットで物件を探し大正時代に建てられた物件と出会い、約1年前に帰国した。

 時間をかけてリノベーションした店舗は、和と洋が絶妙なバランスで融合したデザインとなっているという。欄間(らんま)や太い柱に昔の面影を残す広々とした空間には、イスとテーブル、観葉植物を配置。日光が入る個室もあり、大小様々な客数に対応する。濱田さんは「いずれは土間をショップとして使いたいと考えている」と話す。

 もっちりとした生地が特徴的な「ピザパン」(セット=1,500円、単品=1,000円)は、佐賀産小麦粉と「ダイワファーム」(小林市)のモッツァレラチーズを使う。「マルゲリータ」「生ハムとベイビーリーフ」「クアトロファルマッジ」などを用意する。サンフランシスコスタイルの「クラムチャウダー」(セット=1,350円、単品=850円)は、「BOULANGERIE SAKIDA」(都城市上水流町)の特注パンボウルの中に熱々のクラムチャウダーを入れる。スキレット料理は「ペンネボロネーズグラタン」「サーモン、牡蠣(かき)のペンネグラタン」など(以上セット=1,500円、単品=1,000円)。セットにはいずれも前菜、デザート、ドリンクがつく。

 特製の「クラフトジンジャーエール」(400円)は、「Kuramitsu農園」(三股町)のショウガを煮出した生姜シロップに炭酸水とエルダーフラワーシロップ注いで仕上げる。ワインやビールなどのアルコールも用意する。

 濱田さんは「老若男女、家族連れも歓迎する。和と洋の縛りのない料理と空間をゆったりと楽しんで欲しい。日常の中の非日常を味わっていただければ。便利とはいえないこのロケーションが、多くの人のとっておきの場所になるとうれしい」と話す。

 営業時間は11時30分~16時。火曜定休。

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