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宮崎に元県議が「きよやまクリニック」開院 訪問診療と成人の予防接種に力入れる

「宮崎の医療問題の解決に尽力したい」と話す清山さん

「宮崎の医療問題の解決に尽力したい」と話す清山さん

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 宮崎市の中心街に7月17日、訪問診療と内科の「きよやまクリニック」(宮崎市中央通3、TEL 0985-78-3066)が開院した。

訪問診療を行う清山さん

 宮崎市出身で、元県議会議員の清山知憲さんが院長を務める同クリニック。清山さんは平成18(2006)年に東京大学医学部を卒業後、沖縄とアメリカで内科研修に従事し、平成21年(2009)年に宮崎へUターン、宮崎大学医学部第三内科へ入局した。清山さんは「私がUターンを決めた当時、県内も他の自治体と同様に医師不足や若手の医療従事者の減少が課題視されており、そこに何かてこ入れができないかと思っていた。また、元々祖母に長生きしてほしいという思いで医師を志したので、故郷に帰り祖母のサポートがしたいという思いもあって、Uターンを決めた」と話す。

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 同クリニックでは、清山さんが患者の自宅に通い診療する在宅医療サービスを提供する。「肺がんを患った祖母が最期まで在宅医療を受けたこともきっかけになり、20年後に高齢化のピークを迎えるとされる宮崎でも在宅医療という選択肢を提示したいと思った」と清山さん。電子カルテやポケットサイズの心電図といったテクノロジーを活用しながら、診療所にいなくとも場所を選ばずに診察ができる環境づくりにも積極的に取り組む。

 在宅医療サービスに加え、成人の予防接種にも力を入れ、おたふく風邪や麻しん、HPVなどのワクチン接種も勧めている同クリニック。清山さんは「一般的な健康診断やがん検診も重要だが、特に若い世代の人に感染症対策の重要性を伝えていきたい。感染症の中には介護の現場や性交渉でも感染したり、不妊の原因になるものもあるため、若い人でも対策は不可欠。ワクチンを接種し、感染を未然に防ごうという流れを作りたい」と話す。

 「県議会議員時代、市民の声に耳を傾けることで見えてきた宮崎の医療事情の課題を、このクリニックから少しずつでも解決していきたい」と清山さん。「特に在宅医療サービスについては、常にフットワークを軽くし、多くの患者さんの元に駆けつけたいと思っている。『第3の医療』という新しい選択肢として、普及に貢献していきたい」とも。

 診療時間は訪問診療が平日=9時~16時、内科外来が月曜・木曜=16時~18時30分(受付)。