医療法人社団友愛会「上原内科」(宮崎市大島町国草、TEL 0985-28-8585)の院内にあるレストラン「白 siro」がオープンして、7月13日で半年がたった。
人工透析患者や外来患者、家族などが食事を楽しめるよう、管理栄養士が考案したメニューや院内で水耕栽培した低カリウム野菜を提供する同レストラン。白衣や病院の清潔なイメージから「白 siro」と名付けた。
上原大輔院長は「人にとって食は楽しみの一つ。しかし、人工透析の患者は塩分や糖質、水分、タンパク質、カリウムなどの制限があり、どうしても味気ない食事になりがち。以前より食を楽しんでほしいという思いを抱いていた」と話す。
そうした中、入院病棟の終了に伴い、同院では空いたスペースの活用を検討。これまで病棟の食事を担当し、透析食のノウハウを持つ管理栄養士が在籍していたことから院内レストランの開設を決めた。「レストランを併設することで新たな楽しみが生まれ、検査や治療で『通わなければならない病院』から『通いたくなる病院』にできれば」と上原院長。1年かけて準備を進めてきた。
メニューは、「日替わりランチ」(一般1,200円、透析患者600円・要予約)、「カレーセット」(1,000円)、「気まぐれサンドイッチ」(700円)、「軽食セット」(500円)を用意。カフェメニューには、コーヒーや紅茶、エスプレッソ、カプチーノ、アフォガードなどをそろえる。
上原院長は「透析患者だけではなく、生活習慣病などで通院している一般患者も利用可能。採血などの結果を待っている間や診察後にコーヒーやホットサンドなどを味わい、通院を楽しんでほしい」と話す。
同レストラン最大の特徴は、人工透析患者も生野菜が食べられること。生野菜はカリウムを多く含むため、カリウム制限がある人工透析患者にとっては避けなければならない食材の一つだが、同院では低カリウム化した養液を使い、低カリウム野菜を院内で水耕栽培している。日替わり定食やサンドイッチには院内で栽培した野菜を使う。
オープンから半年がたち、上原院長は「食べる楽しみができたという声も届いている。食を楽しんでもらうことはもちろん、食事をしながら栄養指導ができる場にもなっている。これからも親しまれるレストランにしていきたい」と話す。
営業時間は8時30分~17時(火曜・木曜・土曜は13時30分まで)。日曜定休。日替わりランチのみ前日までの要予約。透析患者以外も利用可能。