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宮崎の「バーレストラン直樹」が20周年 フレンチベースの創作料理提供

モミの木のカウンター席と店主の岩崎直樹さん

モミの木のカウンター席と店主の岩崎直樹さん

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 フレンチをベースにした創作料理店「バーレストラン直樹」(宮崎市橘通西3、TEL 0985-83-2343)が4月10日、20周年を迎えた。

自家製尾崎牛の生ハムサラダ添え

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 店主の岩崎直樹さんは愛媛県松山市のホテル勤務を経て、1983(昭和58)年にスイス・チューリッヒのホテル「グロッケンホフ」で1年間働き、その後もフランスで2年間料理人として腕を磨いた。帰国後は、フランスで知り合った日本人シェフと西麻布のフレンチレストランに従事し、宮崎にUターン。2002(平成14)年、同所でモミの木の一枚板のカウンターを設置し、自身の店をオープンした。

 岩崎さんは「定期的に小林市の湧き水をくみに行き、全ての料理に使ってブイヨンやバターライスなどを作っている。宮崎は食材の質が良く、鶏、豚、魚介、野菜といった地元の物を生かしてメニューを考案している。尾崎牛の内臓を一頭買いし、メニューで提供している」と話す。

 メニューは「豚足のオリーブオイルソテー」「白レバーペースト」(以上1,210円)や、「ポルチーニの焼きリゾット」「タスマニアサーモン自家製スモークサラダ」(以上1,320円)などを提供する。サラダ類には、地元農家から仕入れたソレル、ルッコラ、カラシミズナ、トマトのフルティカなどの野菜を使う。「自家製尾崎牛の生ハムサラダ添え」(1,760円)、都城の豚から作る「六白黒豚のソーセージ2種」(1,540円)や、アスパラガスの上に焼いた六白黒豚を置き、トリュフのオイルソースをかけた「ペルー産フレッシュホワイトアスパラガス1本」(1,650円~)、宮崎の鶏を毎日1羽焼き、1日6皿限定の「ローストチキン」(1,430円、木曜・日曜は提供なし)も用意する。

 季節限定で、「北海道サロマ湖の剥(む)き牡蠣(かき)や白子」「アカスエビ入りのソースグラタン」(以上時価)、「アカスエビのムース」(880円)も用意。「おまかせコース料理」(3,850円~)は7、8品で、オードブル、チキン、魚、肉料理に、締めはオムライスを提供する。焼酎は、もち米で造る「三人の蔵25度」、サツマイモで造る「一睡の夢」(以上880円)、紅イモで造る「杜氏(とうじ)潤平」(770円)、オリジナル焼酎入り「桜焼酎」(550円)を用意。ほか、酒、ビール、シャンパン、ワインなど各種そろえる。

 岩崎さんは「コロナ禍では人数も絞られるが、今後も要望に応じたコースや料理を提案し、地元の食材をベースに、おいしい料理を創作していきたい」と話す。

 営業時間は17時~22時。日曜定休。

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