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宮崎のベトナム料理店「チョムチョムプラス」が移転 現地で習得した味提供

「南部の揚げ春巻き」

「南部の揚げ春巻き」

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 宮崎のベトナム料理店「チョムチョムプラス」(宮崎市橘通西1)が3月26日、移転グランドオープンした。

「バインミー」と「練乳入りコーヒー」

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 店主の小鶴恵美さんは福岡でタイ料理や沖縄料理を扱う飲食店に勤務。Uターン後の2018(平成30)年4月、橘通東3丁目にベトナム料理店「チョムチョム」をオープンした。小鶴さんは「20年ほど前に、夫とベトナム旅行に行った際に食べた料理のおいしさが忘れられず、自分でも店を出したいと現地の料理教室に何度も通った。出店前には現地の師匠の家に住み込みで働き、家庭料理の手ほどきを受けた。宮崎は、ベトナム料理にぴったりの素材が豊富に手に入り、コストも安いため地元での出店を選んだ」と話す。

 新店舗はベトナム料理のほかに季節のメニューも提供することから、「チョムチョムプラス」に改名。「チョムチョム」は、ベトナム語で南国フルーツ「ランブータン」を指す。小鶴さんは「響きもよく、私も好きな果物なので店名に採用した。当時の店舗は狭く、予約を断ることが多かったので、広い店を探し移転した」と話す。

 メニューの豚ひき肉とエビのたたき身を入れた「南部の揚げ春巻き」(1,320円)、レタス、ミント、パクチー、青ジソ、数種のハーブと共に、揚げ春巻きをレタスで包みたれに付けて手づかみで食べる。ほかにもハーブ、キュウリ、細ネギ、パクチー、紅白なます、ハムや肉などをフランスパンに挟んだベトナミーズサンドの「バインミー」や、青パパイアとエビ、豚肉を甘酸っぱいたれであえ、えびせんべいにのせて食べるサラダ「青パパイヤのサラダ」(以上880円)、インディカ米粉とココナツミルクで作った薄焼き生地を使い、もやし、豚肉、エビなどの具を包んだベトナム版お好み焼き「バインセオ(レタス、ハーブ付き)」(1,430円)も提供する。

 ドリンクメニューは、オリジナル生豆を焙煎(ばいせん)した、ベトナム産ロブスタ種の深いりコーヒーを金属フィルターで落とした「練乳入りコーヒー」(605円)や、ベトナム産のお茶「ハス茶」「ジャスミン茶」(以上440円)を用意する。ベトナム産米焼酎は、黄色もち米にシナモンなどを加えた甘い香りの「ネップモイ39.5度」と、うるち米で造った爽やかな味わいの「ルアモイ45度」(以上550円)などをそろえる。

 小鶴さんは「ベトナムの食べ物は、辛いものはほとんどなく、野菜をたくさん使い、油は控えめでヘルシーな料理が多い。男性のお客さまにも喜んでもらえるようお酒の種類も増やしたい」と話す。

 営業時間は18時~22時。定休日はフェイスブックで告知する。

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