見る・遊ぶ 暮らす・働く

三股で「みまた演劇フェスティバル」 町民が全国の演劇人と創作・上演

フェスティバルディレクターの永山智行さん

フェスティバルディレクターの永山智行さん

  • 53

  •  

 「みまた演劇フェスティバル『まちドラ!2023』」が5月26日~28日、三股町立文化会館(三股町樺山、TEL 0986-51-3462)とその周辺施設で開催される。

「ヨムドラ!」で演じる三股町民の皆さん。過去開催の様子(写真提供=三股町立文化会館)

[広告]

 三股町と三股町教育委員会が主催する同事業は、「町民と全国各地の演劇人とで作る三股の演劇のお祭り」をコンセプトに、2012(平成24)年に始まった。当日は体育館や中央公民館などが小劇場と成り、劇場から劇場へ歩きながら町と芝居を楽しむことができる。

 体験型戯曲講座「カクドラ!」、リーディング公演「ヨムドラ!」、演劇公演「ミルドラ!」の3つのコンテンツを用意し、期間中は野外にくつろぐことができる場としてカフェ&ミニイベントスペース「まちCafe´」を設営する。

 体験型戯曲講座「カクドラ!」では90分の講座内で書き上げた戯曲を、「まちドラ!」期間中に参加俳優たちが来場者の前で声に出し読んで発表する。参加無料で誰でも参加可能。定員10人程度。要申し込み。

 「ヨムドラ!」は30分程度のリーディング公演を6作品用意し、同文化会館主催で毎年取り組んでいる戯曲講座の受講生が書き上げ三股町で生まれた作品を、三股町民や県外劇団が上演する。一般公募で集まった三股町民で構成される町民チームは約1カ月半稽古を重ね、本番1週間前からは各地の演出家らが合流し作品を深める作業を行う。今年の参加劇団は、「そめごころ」(福岡市)、「宇宙水槽」(鹿児島市)、「神里雄大」(岡崎藝術座)で、町民チームの演出を、原田耕太郎さん(鳴かず飛ばず)、鷹巣将弥さん(佐賀さわげ)、五島真澄さん(PUYEY)が務める。1日で全ての作品を鑑賞することも可能。ツアーコンダクターが次の会場まで案内をし、移動中の路上でもさまざまなパフォーマンスが披露される。

 「ミルドラ!」では「ブルーエゴナク」(北九州市)の新作「二度と来ないわたしたちへ」の公演を三股町立文化会館で鑑賞できる。

 フェスティバルディレクターの永山智行さんは「参加する方々がそれぞれの楽しみ方を見出し、同時にあちこちでさまざまなドラマや交流が起きている様子を見聞きするのがとても幸せ。まちCafe´にふらっと立ち寄って演劇やミニライブなどを気軽に楽しんでもらえるだけでもうれしい」と話す。

 開催時間は26日=17時30分~、27日=12時30分~、28日=9時30分~。料金は、無料のものから、「ヨムドラ!」6作品に加え「ミルドラ!」を鑑賞できる「まちドラ!セット」(3,000円)まで。リーディング公演は1作品300円で鑑賞することもできる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース