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綾町「ふるさと納税係」がツイッターで活動 ファンから手紙も

(写真左から)あやざんまいをアピールする籾田学町長、田中勇輔係長、徳弘秀人さん、吉田真奈美さん

(写真左から)あやざんまいをアピールする籾田学町長、田中勇輔係長、徳弘秀人さん、吉田真奈美さん

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 綾町の「綾町役場総合政策課ふるさと納税係」(東諸県郡綾町大字南俣、TEL 0985-77-4025)が、ツイッターを開設して半年がたった。

フォロワーから届いた手紙

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 5月にツイッターでの情報発信を始めた同係。所属する3人の職員は似顔絵のイラストで各所に登場し、独特なツイートで綾町のファンづくりに力を入れる。「かかりチョー」として投稿に登場する田中勇輔係長は「町のPRと生産者に光を当てること、自分たちも楽しく仕事をしたいことからツイッターでの発信を始めた」と話す。

 「1号」と称し投稿を担当する徳弘秀人さんは「他のSNSでも発信するが、ツイッターはリアルタイムで発信できるので思い付いたタイミングででき、仕事の裏側も見せている」と話す。反応は全国からあり、アカウントのファンから手紙も届くという。町民からは「面白いが役場なのにこういう発信をしていいのか」という意見もあったが、ツイートで直接返信もでき、フォロワーが増えていく喜びがあると、担当者らは口をそろえる。

 同係では、毎年綾町でキャンプを行うJ1リーグ所属のサッカーチーム「川崎フロンターレ」のホーム戦で綾町産品を販売したり、町の「工芸まつり」などでイベントを行ったり、SNSを通して「あやざんまい」と名付けたプレゼント企画を行ったりしている。「2号」と称する吉田真奈美さんは「ふるさと納税の返礼品では野菜セットや竹細工などが人気で、今年は12月までなので気軽に申し込んでほしい」と話す。返礼品には同係が作成する「slowly slowly」という綾町の自然についてや、「綾言葉」という地元の方言の意味を当てるクイズなど、町の情報を伝える冊子も同封する。籾田学町長は「綾ファンは増えてきていると感じる。全国の『あやさん』をはじめ、たくさんの人に町に足を運んでほしい」と話す。

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