スナック「Top notch(トップノッチ)」(高原町西麓、TEL 0984-42-1234)がオープンして、5月21日で3カ月がたった。
店長の福重照巳さんは小林市出身で、昨年12月に同町に引っ越してきた。前職は小林市の青果店に勤務していた。開業のきっかけは、同店の店主で、長年の知り合いだった尾辻一朗さんと昨年、偶然再会したこと。尾辻さんは同町出身で、町内でドッグラン施設や代行運転業も営んでいる。尾辻さんの友人たちとの飲み会に福重さんが参加した際、「高原町にはスナックが少ない。新しくオープンしたら面白いのでは」という話を聞いたという。「仲間の後押しもあり、やってみようと思った」と振り返る。
店舗は、以前もスナックだった空きテナントを福重さんと尾辻さんが友人の施工業者と共に改装した。壁紙や床板は張り替え、1カ所だったカウンターの出入り口を2カ所に変更。床下には竹炭を積み、湿気がたまらないよう工夫した。テーブルは店舗内に残っていたものを使い、椅子は新調した。
福重さんが過去に勤務していた都城のスナックの雰囲気を受け継ぎ、「まるで実家に帰ってきたようなアットホームなスナック」を目指しているという。「『いらっしゃいませ』ではなく『お帰り』、『ありがとうございました』ではなく『行ってらっしゃい』と言いたい」と福重さん。「お酒を飲まない人、カラオケを歌いたい人にも来てほしい」と話す。
自身が子育てをしてきた経験や思いも店づくりに反映しているという。「子育てを振り返った時に、子どもたちにとって心地良い居場所を作れていただろうか、と思うこともあった」と福重さん。「子どもたちが成人してからは会う機会も減り、家族が再び集う場所にできれば、という思いもあった。実際に、オープンを娘たちに話した時に『手伝いたい』と言ってくれて驚いた」とも。現在は都城市と高原町内に住む子どもたちが時折、店を手伝っているという。
福重さんは「引っ込み思案で、人前に立つのは苦手。今でも初めてのお客さまは緊張してしまうが、話すのが好き。地元ではないからこそ、取り繕うことなく、ありのままで働けていると感じる」と話す。客の不在時は、娘とカラオケの練習に励むこともあるという。「落ち込むよりも楽しく仕事していきたい。周りの意見を聞きながら、自分らしさも取り入れていけたら」と意気込む。「近隣にスナックが増えつつある。はしごして、ぜひ落ち着ける場所を見つけてほしい。高原で最初から最後まで楽しんでもらえたら何より」と話す。
営業時間は20時~24時。月曜・火曜定休(祝日の場合は営業することもあり)。1セット(120分)3,000円(ノンアルコールの場合は2,000円)。延長(60分)1,000円。