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宮崎・えびのに「京町辛麺 幸辛亭」 店主はシンガー・ソングライター

(左から)榎本鱒大さん、榎本奈津子さん、スタッフの柳田さん

(左から)榎本鱒大さん、榎本奈津子さん、スタッフの柳田さん

 「京町辛麺 幸辛亭(こうしんてい)」(えびの市浦、TEL 0984-48-6917)がオープンして、4月22日で3カ月がたった。

えびの産食材を使用する辛麺とおにぎり

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 同店の辛麺は、ニラやニンニク、卵、ハーブ牛、鶏ガラなど、地元・えびの産の食材を使う。スープは「喉が渇きにくく、飲み干せる味に仕上げている」と言い、「残ったスープにご飯を入れてリゾット風に楽しむのもお勧め」だという。麺は韓国麺を使い、辛さは0~25段階から選べ、辛さによって価格が異なる。

 店主の榎本奈津子さんは都城出身。温泉好きが高じて約2年前に宮崎市・青島から家族で同市に移住した。同店は、夫の鱒大さんと共に営んでおり、スープは鱒大さん、その他の調理を奈津子さんが担当している。

 2人の出会いはラジオ番組。シンガー・ソングライターとしても活動する奈津子さんが、DJでもある鱒大さんが担当していたラジオ番組に出演したことがきっかけ。「初めてのデートで連れて行ってもらった店の辛麺の味に衝撃を受け、辛麺に夢中になっていった」と振り返る。青島で開いていた音楽教室の生徒で、スーパーを営む人から試供品の辛麺をもらったことも後押しとなり、研究を重ねてきたという。

 移住後は地域を盛り上げたいとの思いから、えびの高原でカフェを営業。ハンバーガーに採用したハーブ牛を辛麺にも取り入れたところ、「肉のうまみが出て、これまでで一番おいしいと感じた」と奈津子さん。鱒大さんの「この味なら店を出せる」との一言が背中を押し、出店を決めた。現在もカフェ営業は続けており、スタッフが店を手伝うこともあるという。

 店舗は、元歯科医院の一部を鱒大さんが改装。奈津子さんが好むシャンソンの世界観をイメージし、フランス風の配色やインテリアを取り入れた。

 来店客は女性やファミリー、高齢者まで幅広く、奈津子さんの子どもの同級生が訪れることもあるという。「辛さ3~5なら小学生でも食べられる」と奈津子さん。地域住民からは「市内に辛麺屋ができてうれしい」との声が寄せられ、老舗ラーメン店主から「人柄で味は決まる。頑張って」と声援を受けたという。

 奈津子さんは「地域の人たちに応援してもらえるのがうれしい。移住して良かった」と話し、「まちをさらに盛り上げるために、次の展開も考えている」と笑顔を見せる。「路上ライブのように、全ての人を引き付けるのは難しいが、自分の味を信じてファンを増やしていきたい」とも。今後は中華麺での提供やテーブル席の増設も予定する。

 営業時間は11時~15時。月曜定休。夜営業についてはインスタグラムで確認できる。

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