宮崎市田野町のインテリア専門リサイクルショップ「ファニクル」(宮崎市田野町、TEL 050-1077-0574)が、オープン5カ月を迎える。
地元クラフト作家によるドライフラワーなどを使ったインテリアも展示する
倉庫を改築し昨年9月、宮崎市出身の葛原秀雄さんが開業した同店。葛原さんは「お茶の間やリビングに集まることで家族間のコミュニケーションが生まれ、それが家庭内の虐待や学校でのいじめといった社会問題の解決につながると考えている。家族の集まる場所を作ろうと、家具を扱う事業を始めた」と話す。葛原さんは大学卒業後、大手家具メーカー、コンサルティング会社を経て独立。「田野町は宮崎市と都城市という県内の2つの拠点を結ぶ中継点という立地も気に入った」と同所に店舗を構えた。
店内には商品であるソファやベッド、食器棚などの家具を配置。地元のクラフト作家による雑貨や食器類も置く。将来的には、地元で知られていない家具職人の作品なども扱う予定。現在は店舗の運営を支援するクラウドファンディングも行っている。
葛原さんは「インスタグラムを見て来店する人や、若い世代の客も多い。店を中心に若い人が増えれば、この地域にカフェや飲食店なども増える。それが雇用を生み、地域の活性化にもつながると思う」と話す。
営業時間は10時30分~17時30分。水曜定休。