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宮崎市内に子どものための劇場を 地元ダンスカンパニーがFAAVOで挑戦

劇場の工事現場で。左から、みのわそうへいさん、児玉孝文さん、豊福彬文さん

劇場の工事現場で。左から、みのわそうへいさん、児玉孝文さん、豊福彬文さん

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 ダンスユニット「んまつーポス」(宮崎市吉村町)が現在、ダンス作品を子どもたちが鑑賞できる劇場を市内に作るため、クラウドファンディングサービス「FAAVO」で支援を募っている。

金沢21世紀美術館での公演の様子

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 宮崎市を拠点に国内外で活動する同団体。代表の豊福彬文さんは「団体名の『んまつーポス』は、『スポーツマン』を逆から読むことで、当たり前と思われている常識を覆したいという思いから付けた」と話す。

 これまで美術館でダンスを披露するなど、様々な舞台で活動してきた同団体。国内では、金沢21世紀美術館、十和田市現代美術館、霧島アートの森などで上演。国外でもアジアをはじめ、エストニアやルーマニア、ドイツなど11カ国35都市で作品を展開している。映像作品では、内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局が主催する「フレフレ2020動画コンテスト」で、映像クリエイティブ部門の銀賞を受賞。年間50校を超える小学校で創作ダンスの講座を担当している。

 今回のクラウドファンディングは、学校以外でも上演を希望する学生からの声に応えて始めた。昼は保育園、夜間と土日は劇場として運営する場所を作る。

 メンバーのみのわそうへいさんは、「保育園生がゲネプロを見てダメ出しをするシステムにしたい。好きだった部分、面白かった部分、つまらなかった部分の理由を添えて話し合えるような場も作りたい」と話す。

 同じくメンバーの児玉孝文さんも「今の宮崎でなく、10年先の宮崎を見据える場づくりを積極的に行いたい」と意気込む。

 劇場は、2月14日に完成予定。プロジェクト実施期間は1月31日まで。

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