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宮崎にスパイスカレー店「サプナ」 「日本人の口に合う」和テイストに

店頭でほほ笑む店主の桑原さんと櫛間さん

店頭でほほ笑む店主の桑原さんと櫛間さん

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 スパイスカレー店「sapana(サプナ)」(宮崎市佐土原町下田島、TEL 070-2306-2471)がオープンして、2月1日で2カ月がたつ。

バターたっぷりの「バターチキンカレー」(写真提供=sapana)

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 店主の桑原闘志(たけし)さんは青果市場の仲卸として30年間勤務した後、家族の看病を機に退職。その後、パートナーの櫛間一未(もとみ)さんと共に「2人の好きなカレー店」を形にすることを決意。桑原さんは「何をしようかと考えた時に、2人の好きなカレー店にしようと自然に決まった。ただ、飲食の経験は全くなかったので、そこからが大変だった。試行錯誤の連続だったが、何とかオープンまでたどり着けた」と振り返る。席数は、カウンター席=6席、テーブル席=10席。

 看板メニューは、「バターチキンカレー」「キーマカレー」「ポークビンダルー」「プロウンカレー(エビのカレー)」(以上1,200円)の4種。「スパイスカレーではあるが、日本人の口に合う和のテイストに仕上げているのがこだわり」と桑原さん。カレーにはサラダと杏仁(あんにん)豆腐が付き、サラダのドレッシングや、副菜で添える甘酢漬けやコールスローも全て手作りしているという。特に、桑原さんが「世の中で一番大嫌いな食べ物」と公言するタマネギは、カレーのうまみを引き出すために欠かせない食材。毎日5キロのタマネギを3時間かけて炒める。「カレーに合わせて使うスパイスは調合を微妙に変えるなど、味の探求を日々続けている」と桑原さん。

 店名の「サプナ」は、ヒンディー語で「夢」という意味を持つ。「2人の夢の店でもあることと、長い単語が多いヒンディー語の中でも、短く覚えやすい言葉だったため採用した」と桑原さん。キャラクターには悪い夢を食べるという「バク」を使っている。

 「お客さまがカレーを食べて元気になれるような、温かい空間を目指している。2人の空気感が伝わるような店でありたい。そのためには、いつでも仲良く力を合わせることが大切」と桑原さん。「お客さま、ご近所さん、仕入れ先など携わる全ての人に感謝しかない」とも。

 営業時間は11時~14時30分。水曜定休。

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