バー「Secret House(シークレット ハウス)」(宮崎市橘通東3、TEL 090-2967-1173)が2月、宮崎市の文化ストリートにオープンした。
店主の永尾健二さんは19歳からバーテンダーとして働き始め、福岡や中国・上海のバーで経験を積み、2016(平成28)年に趣味のサーフィンとバー経営のため宮崎に移住した。永尾さんは「オーセンティックなバーでも働いていたが、上海では既存の形にとらわれないフランクなバーのスタイルを学んだ。当店もそうした独自の世界観のあるバーを目指している」と話す。店舗は街中の商店街にある小さな路地、文化ストリートに構える。「昔ながらの建物が残ったこの通りは、まるで東南アジアのよう。雰囲気に引かれ、この場所を選んだ」とも。
メニューは、永尾さんの実家で作っている無農薬のお茶を使った「嬉野産オーガニック茶とジンのさっぱりカクテル」(700円)のほか、「モスコミュール」(900円)、「国産ウイスキーPEAKのソーダ割り」(700円)などを提供。永尾さんは「カクテルの材料はオーガニックで、できるだけ国産のものを使うようにしている。みんなが飲んだことのないようなカクテルを作りたい。ジントニックも季節ごとに旬のかんきつ類を使っている」と話す。ほか、日向市の総菜店「カンカン屋」の「名物!肉のスモーク(レバー、つるしベーコン、ノドガシラ、ささみ)」(各700円)も用意する。
永尾さんは「宮崎のバー文化は発展途上にあり、一人でゆっくりカクテルを楽しめる店は少ない。この店を通じてお酒の楽しさ、バーの楽しさを伝えていきたい。街ぐるみで宮崎のバー文化を盛り上げていけたら」と話す。
営業時間は20時~翌1時。