「カレーコミュニケーション」を行う手作りカレーの移動販売車が2月23日・24日の2日間、宮崎県日南市の油津商店街(日南市岩崎3)に出店する。
カレーの移動販売で全国を横断しながら地域とのコミュニケーションを行うという同企画。2020年に飲食店とゲストハウスの開業を目指す大久保晃介さんと近藤和真さんが、手作りのビーフカレーを販売しながら日本各地を回っている。
大久保さんはホテルの料理人だった前職の経験を生かし、牛すじから煮込むカレーを作る。2018年から北海道、東北、沖縄と回り、鹿児島から宮崎に上陸。最初の拠点として同市油津商店街を選んだ。
近藤さんは「知らない場所へ出向き、その土地の人から地域について学びたいと思い、企画をスタートした。カレーをきっかけに人が集まり、そこが地域住民のコミュニケーション場所となれば」と話す。カレーの魅力については「ホテルで培った技術を駆使して丁寧に仕上げている。フルーツから出る甘さ、じっくり煮込んだ牛すじの旨味、じわじわ効いてくるスパイスを3段階で楽しんでほしい。トッピングにはわれわれの地元、愛知県豊橋市特産品のうずら卵をトッピングし、見た目でも楽しんでいただける」とPRする。
油津商店街のコミュニティーマネジャーの杉本恭佑さんは「みんなが好きなカレーはコミュニケーションツールに向いている。カレーをきっかけに新しい幅広い方が油津商店街に集まる機会になるとうれしい」と期待を寄せる。
営業時間は11時~14時。3月1日からは延岡市に移動して販売する予定。