宮崎県教育庁高校教育課は10月6日、えびの市の宮崎県立飯野高校(えびの市大字原田、TEL 0984-33-0300)の2019年度入学者における「全国枠」の募集を始めた。
県外在住者の入学を受け入れる「全国枠」を導入する例は、同県の県立高では初めての試み。普通科16人、生活文化科8人の計24人を募集する。
同校は近年、地域の小・中学校と連携した異世代交流や最先端のICT機器を使った島根県立隠岐島前高校との遠隔学習などさまざまな取り組みを実施している。本年度からは「Digital School Network」に参画し、国内に限らず海外の高校や大学との学びがスタートしているほか、えびの市やクリエーターなどと共同で市を舞台にしたミュージックビデオの制作なども手掛けてきた。
「県外からの生徒を受け入れることにより、生徒によい刺激を与え、特色ある学校を目指したい」と飯野高校教諭の梅北瑞輝さん。「雄大な霧島山麓を臨む環境の中で、最先端かつグローバルな学習に取り組んでほしい。地域から海外まで幅広く活動できるような若者を育成できれば」と話す。
学区外申請の締め切りは2019年1月29日。