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西都市に初のコワーキングスペース「tomosite」 在宅ワーク支援、キャスターが運営

室内風景

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 西都市リモートワーク推進事業の一環で「カフェ×コワーキングスペースtomosite」(西都市鹿野田)が3月1日、オープンした。

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 2014(平成26)年創業で、2019年に本社を東京から西都市へ移した「キャスター」が運営する同所。ICT活用のまちづくりを掲げる西都市からの委託を受けた。同社は「リモートワークを当たり前にする」を社のミッションとし、地方創生の取り組みで椎葉村と連携したワーケーションプログラムも実施している。「tomosite」の由来は人が「とも」につながり、街の明かりを「とも」していくことで、人・街・企業の交流が生まれるスペースを目指す。

 西都市の豊かな自然の中にあるコワーキングカフェは、wi-fiやプリンターが利用でき、ロッカーや貸出できるパソコンを用意。スペースのインテリアはキャンピングギアが中心。防音で内鍵付きの4つの個別ブースがあり、オンライン会議にも使える。オープンスペースは机や椅子を好きな場所に移動できる。床にゆったり座れるリラックススペースも用意。「神楽酒造アグリ館」の遊休スペースを利用して開設しており、コーヒー・紅茶等のフリードリンクに使われる水は神楽酒造から提供されている。食べ物は持ち込み可能。屋外にウッドデッキと芝生スペースがあり、テントや日除けのタープを張って利用できる。子どもを遊ばせながら外で仕事することができるほか、ゆっくり過ごすこともできる。カフェのメニューは現在未定。

 「キャスター」が持つリモートワークのノウハウを生かす支援プログラムを提供するのも特徴の一つで、西都市民対象の個人向けの無料のオンライン講座「リモートアカデミー」は新しい働き方であるリモートワーカーに興味を持つ人が基礎から学べ、自宅でリモートワークができるレベルを目指す。ほか、IT企業への就職まで全面サポートする。企業向けには「ワーケーション支援プログラム」があり、地方へのオフィス移転・立地に興味を持つ企業はキャスターと西都市がサポートする。

 利用料金は西都市民が1日=300円、一般市民は1日=500円。営業時間は10時~17時。土曜・日曜・祝日定休。

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