宮崎市の繁華街・ニシタチに、「スナック奏」(宮崎市中央通1、TEL 070-8306-3187)がオープンして3カ月がたった。
店主の陶山華子さんは宮崎県の出身。進学で上京し、東京のアパレル企業を経てUターンした。陶山さんは「学生の頃からいつか自分の店を持ちたいという思いはずっとあった。宮崎に戻ってからクラブで働いていたが、コロナ禍で客層が変わったことを感じ、店を持ちたいという気持ちが大きくなり、30歳の節目に開店に踏み切った」と話す。
店内は陶山さんが選んだ照明をインテリアの軸に、シックな内装に仕上げた。以前の内装で唯一残したというカウンター内の棚には「響」「山崎」「白州」などのウイスキーや宮崎県産のクラフトジン「OSUZU GIN」などが並ぶ。週に1度入れ替わる、宮崎市内の花屋スイッチボードフラワーズによる装花もこだわりの一つという。
陶山さんは「独立に際し、スナックという形態を選んだのは、独特の温かい雰囲気がとても好きだから。これだけいろいろな職種の人と話せる仕事はあまりないし、お客さま同士がつながっていくのを見られるのも楽しい。昔から来てくださる方も含め、新規のお客さまにも居心地がいいと言ってもらえることが多く、女性1人でも安心して来てもらえると思うので、その居心地の良さを変わらず守っていきたい」と話す。
料金は90分飲み放題=4,000円、ボトルキープ=4,000円~(時間無制限)。席数はカウンター7席、ボックス5席。営業時間は20時(もしくは20時30分)~翌1時。予約で貸し切りにも対応する。