宮崎県立農業大学校(児湯郡高鍋町持田、TEL 0983-23-0120)が、レッドビーツを使ったドレッシング「ビーツの真っ赤なソース」を開発した。
同校は延岡学園高校調理課、宮崎県、延岡市とチームを組み、内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部事務局主催の「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」に参加。同校はGAP認証を受けた食材を提供し、延岡学園高校調理課がこれらの食材を使った27のメニューを開発し、「国務大臣賞」を受賞した。今回発売するレッドビーツを使ったドレッシング「ビーツの真っ赤なソース」(200ミリ=500円)は、同コンテストに出品したメニューの中の一つで、今後は学祭などでも販売を予定する。
同商品は高鍋町の複合施設「ママンマルシェたかなべ」(児湯郡高鍋町持田)で販売する。同店では農業大学校と以前から官民連携事業に取り組んでおり、今後は施設内の工場でドレッシングの生産も行う。同店の和田優社長は「当店ではこれまでも、農大と官民連携で商品開発や実習を行ってきた。今年3月の発売を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で12月に延期になってしまった。無事発売できてうれしい」と話す。
同施設では12月20日まで「ビーツウィーク」として、店内のレストランで「ビーツづくしランチ」(1,500円)を販売する。農業大学校で栽培している生のビーツも販売する予定。塩田沙弥香店長は「ビーツはなじみのない人も多いと思うが、和食にも合う食材。期間中はスープやデザートなどを提供するので身近に感じてもらいたい」と話す。
「ママンマルシェたかなべ」営業時間は10時~18時。