宮崎市の小学生が新型コロナウイルスが終息することを願い、疫病退散にご利益があるとされている妖怪「アマビエ」をデザインしたTシャツを製作した。
デザインを手掛けた宮崎市の小学3年生・神村麻守(あさも)くんは「コロナを止めたくてTシャツを作った。アマビエのことをニュースで知って、描いてみようと思った」と話す。母の希さんは「(麻守くんは)小さい頃から絵が好きで、1日1枚以上描き続けている。小学3年生になったら何か作品を作りたいという思いがあった」と話す。
アマビエのイラストは3パターンほど作成し、そのうちの一つをデザインに採用した。神村くんは「うまく描けたと思う。完成したTシャツを見てとてもうれしかった。早く学校に着ていってみんなに見てほしい」と笑顔を見せる。
Tシャツのプリントは地元の製作所に依頼し、希望があれば1枚2,000円で販売するという(送料別)。売り上げの一部は神村くんの希望もあり、セブン&アイ・ホールディングスが実施する「令和2年新型コロナウイルスに対する緊急支援募金」に寄付する。神村くんは「コロナのニュースを見て、困っている人や大変な人たちを応援したいと思った。気に入ってくれた人に着てほしい」と話す。希さんは「コロナの現状をこの先も忘れないように、Tシャツを見て『こんなことがあったな』と振り返れる作品になれば」と話す。
サイズはキッズが90~160、大人用メンズがS~XL、レディースがS~Lで、色はホワイトのみ。問い合わせは神村希さん(TEL 090-4481-8606)まで。